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【書評レビュー・評価】メモの魔力 前田裕二著(2019年1月発売・おすすめの本)

前田裕二さんが書いた「メモの魔力」という本を購入して、読了したのでレビューしていきます。本の帯にも、秋元康さんの名前があり注目度の高さもうかがえます。

前田裕二さん略歴
1987年生まれ、早稲田大学卒業、SHOWROOM株式会社代表

この本をざっくりいうと
・メモをとることで思考が深まり、物事の本質をとらえることができる。

「メモの魔力」・・・いい意味で予想とは違った本でした

世間一般的に「メモ」という言葉を聞くと、「忘れないために書く」というイメージが強いかと思います。

学校や会社でも、「忘れないようにここメモをとってください!」と言われる事もありますね。

そのため、最初にこの本のタイトルを見た時には「物事を忘れないように、とにかくメモをしまくってミスのない固い人生を歩みましょう」という内容なのかと思って本を開きました。

しかし、この本で紹介しているメモの魔力で前田裕二さんが言いたい事の本質は、「忘れない為のメモ」ではなく、そのはるか先にありました。

「メモの魔力」・・・メモというよりノート術に近い印象

前田裕二さんのメモの仕方は、「黒」ペン、「赤」ペン、「緑」ペン、「青」ペンを上手に使い分けているそうです。

赤・・最重要
緑・・主観
青・・まぁまぁ重要
黒・・事実

色を使いわけることで、サラッと全体感でノートを見た時にどこまでが自分の主観(緑)で、何が事実として起こっていて(黒)、結局なにが最も大切なのか(赤)、という事が一発でわかるようになるのだそうです。

また、ノートは見開きで広く使い、発生した事実を書くスペース、抽象化するスペース、転用するスペース、などというようにどの場所に何を書くかまで説明がなされており、実際の前田裕二さんのノート(現物のページ)を本の中でも公開しています。

綺麗な字で上手にまとまっています。

一般的なノートというと、勉強のための大学ノートのイメージで左上から詰めるように書いていくというイメージとは大きく違っています。

抽象化、転用と物事を深掘りしていくノート術は圧巻

メモの魔力では、ものごとを根本部分まで掘り下げるという事に重きを置いています。前田さんの言葉を借りるとメモは「新規生産物」を生み出すツール。

前田裕二さんは、このことを抽象化-転用という言葉で表しています。Aという事実があったから、Bとなった。つまり、Bになる原因はAのどこに理由があるのか、その理由がわかればA以外でもBという結果になり、結果的に新たなCという展開をつくれるだろうという事です。

日本の言葉で「一事が万事」という言葉がありますが、この著書でも、その言葉通り、ひとつのことから万事に当てはまる共通項を抜き出す作業をノートを使って展開されています。

また、このノートの理論を活用して、世間で言われている迷信めいたことも論理的な視点から、解説しています。

例えば、一度聞いた事がある以下のような事です。

なぜ、紙に書くと想いが成就しやすいのか?
なぜ、流れ星に願い事を言うと叶うのか?
なぜ、植物に話しかけると成長ははやいのか?

これも、前田裕二さんのノート術で的確に論理的に解説されています。

「メモの魔力」・・・成功者の自画自賛本ではなくノウハウ本です。

僕は、成功している人の本を読むときには「この人はただ自慢話をしたいんだろうな」という悪い思い込みから読み始めてしまうクセがあります。

実際問題、成功者のおじさんの本は自画自賛系のものも多くあります。読み終わって、なんだこの人自慢したいだけだったじゃん!みたいな。

しかし、メモの魔力に関しては、タイトル通りメモを取る事にフォーカスして書かれています。実際に前田裕二さんが、仕事術として、本当に日々活用している
方法論が書かれていますので、興味のある方は手に取って読んでみてください。

(※ところどころSHOWROOMの話題をさしこんで上手に宣伝もしています)

SHOWROOM事業もこのメモの魔力で発想。

日々の何でもない事実をノートに書き起こし、気づきや発想を得るという手法を前田裕二さんは日々繰り返し、クリエイティブなものを創出しているそうです。SHOWROOMというサービスも、このメモの魔力から生み出されたものの一つなのだそうです。

普通の人なら感覚的に「よさそう」と思うと、それだけになってしまいますが、前田裕二さんはのメモの魔力を使うと、なんでいいのか?どこがいいのか?、という思考になり、その理由を別のものに応用できないか?という発想になるわけですね。

【特別付録】”自己分析1000問”で人生の意味・本当の自分を見つめる

終章には、特別付録として貴方自身を知るための”自己分析1000問”が掲載されています。

すべて具体的にこたえていく事で、自分自身はなにをすれば嬉しいのか、どんなことで感動するのか、この人生の目的はなんなのかなど、自分のコアとなる部分にも触れることができます。

何か変えるきっかけを求めている場合、この本に「自己分析1000問」よって新たな気づき発見があり、自分でもわからなかったこと自分自身に出会える可能性もあります。その結果、新たな人生にチャレンジする意欲、そしてモチベーションやきっかけを得ることができるかもしれません。

まとめ・・超ロジカル思考をつきつめる方法を教えてくれる本

「メモの魔力 前田裕二著」評価
読みやすさ
(4.5)
実用性
(3.5)
筆者の情熱
(5.0)
価格
(4.0)
新たな気づき
(4.0)
総合評価
(4.0)

この本は、とにかく論理的に物事を分析するということが主題となっています。この「メモの魔力」を使って新たな気づきを得たい方にはおススメしたい本です。

特に、著者の前田裕二さんのようにクリエイティブな仕事をしていて、新たな着想・アイデアを得たいという場合にはとても役立つ一冊です。

また、前田さんがなぜノートをとるようになったのか、などの背景についても描かれていますので、ノート術だけでなく前田裕二さんという人間に興味がある方にもおすすめします。

前田裕二さんは、ツイッターもやっています。