【総括】サッカーワールドカップ ロシア大会 日本代表対セネガル代表




日本代表は、初戦のコロンビアに勝利をしました。続く2戦目は、アフリカの強豪セネガルとの対戦になります。

 

今回は日本代表対セネガル戦の感想や回顧を書いています。絶対的な強さをほこるセネガル相手に日本代表はどのように戦ったのでしょうか?

 




1.日本代表のセネガル戦

対戦相手のセネガルは、アフリカ代表ということからフィジカル面の強さが目立ちますが、組織的なサッカーを得意としている国でもあります。

 

代表選手の多くは欧州でプレイをしているので、レベルの高いサッカーをしています。セネガルとは過去親善試合3試合で2敗1分となっています。

 

1-1.試合結果と得点選手

日本代表 2 対 2 セネガル代表

 

得点者

前半11分 サディオマネ(セネガル)

前半34分 乾貴士(日本)

後半26分 ムサワゲ(セネガル)

後半33分 本田圭佑(日本)

 

1-2.日本代表出場選手とフォーメーション

先発メンバー

GK 1.川島

DF 3.昌子

DF 5.長友

DF 19.酒井(宏)

DF 22.吉田

MF 7.柴崎

MF 8.原口

MF 10.香川

MF 14.乾

MF 17.長谷部

FW 15.大迫

 

交代メンバー

後半28分 IN 4.本田 OUT 10.香川

後半30分 IN 9.岡崎 OUT 8.原口

後半42分 IN 11.宇佐美 OUT 14.乾

 

日本代表フォーメーション

日本代表の先発メンバーは、コロンビア戦と同じメンバーです。勝っている時はメンバーをいじらないという定石通りの戦術で挑みました。

 

大迫

乾  香川 原口

長谷部 柴崎

長友 昌子 吉田 酒井(宏)

川島

 

1-3.日本代表の得点シーンと失点シーン

日本代表とセネガルの得点シーンを振りかえってみましょう。ポイントを合わせて読むと初心者の方も解かりやすいと思います。

 

1-3-1.セネガル代表1点目 サディオマネ

前半11分にサバリがシュート放つも川島がパンチングで防ぎました。はじいた先にマネの足があり、跳ね返るようにそのままゴールしています。

 

☆ここがポイント!☆

試合後にも各メディアでも言われている問題の場面です。川島本人もミスと認めているように、キャッチでも良かった場面だと考えられます。

 

1-3-2.日本代表1点目 乾貴士

前半34分に柴崎から長友へ長めのパスを展開します。長友からのパスを乾が得意の角度でシュートを決めて同点ゴールを決めました。

 

☆ここがポイント!☆

柴崎からのパスも見事ですが、長友がよく受け止めたと思います。乾にとっては、自身初のゴールだっただけに本当に嬉しそうにしていました。

 

1-3-3.セネガル代表2点目 ムサワゲ

後半26分にマネからのパスを巧みなパスワークで、サバリからニアンへつなぎ、最後はワゲがボレーシュートをたたき込みました。

 

☆ここがポイント!☆

前半はあまりマネに仕事をさせていませんでしたが、やはりセネガルの名手マネです。少ないチャンスから決定的なパスを前線におくりました。

 

また、ニアンのフリックに反応をしたワゲの身体能力の高さも文句なしのシュートです。フリックとは、アウトサイドや足の裏でボールを後ろにおくるパスのような動作です。

 

1-3-4.日本代表2点目 本田圭佑

後半33分に大迫からの折り返しに反応をした岡崎が相手GKと接触して倒れ込みます。ボールはフリーで後方にいた本田の足元へころがり、難なく決めて同点に追いつきました。

 

☆ここがポイント!☆

今回の日本代表の中で最も得点をあげている本田に待望のゴールです。初戦と比べると動きも悪くなかった本田が持っている男として見事に決めてくれました。

2.日本代表出場選手寸評

セネガル戦での日本代表選手の寸評と課題などを書いています。中には課題点が目立つ選手もいるかもしれませんが、期待を込めていると判断してほしいと思います。

 

GK 1.川島

1戦目に続き惜しい失点をしてしまいました。特にセネガル戦での失点は、本人にとっても不本意な結果だったと思います。

 

世間的にGKを交代する意見も多かったようですが、失点シーンを除けば、悪くないできだっただけに痛い失点シーンになってしまいました。

 

DF 3.昌子

第一戦のコロンビア戦同様に派手なパフォーマンスはありませんでした。しかしながら、堅実な守備とバックアップは安定感抜群の守備です。

 

世界でも通用する恵まれた体格なだけに、W杯後は海外での経験が必須だと考えらえます。吉田とのコンビも2戦目は初戦の時よりも安心して観ていられました。

DF 5.長友

長友の良い面は、攻守時のスイッチの切り替えや、ボールを失わないセンスです。また、乾や香川との相性も良くとにかく常に走っている印象があります。

 

ベテランですが、決しておごることもなくチームのまとめ役としても重要な存在です。走力と持久力をはじめとした運動量は、決して若い選手にも負けていません。

 

DF 19.酒井(宏)

セネガルのマネを自由にさせない守備力の高さは試合を有利にすすめました。原口とともに右サイドを支配することが、この試合のポイントにもなります。

 

失点をしたシーンでは、マネを自由にしたところが原因です。しかしながら、酒井(宏)が右サイドをしっかりと守ったことが結果にもつながったと考えられます。

 

DF 22.吉田

吉田は、アジア予選の時から常にDF陣の中心選手ですが、アジア予選では危ないシーンも少なくはありませんでした。W杯に入るとチームに安定感をもたらしています。

 

攻撃面では吉田の高さはまだ発揮されていませんが、本職の守備では存在感のある守備を続けています。昌子との相性はまだまだ良くなると思います。

 

MF 7.柴崎

第1戦のコロンビア戦以上に存在感を示すことに成功した選手です。攻撃の起点となるのは常に柴崎という形ができました。

 

柴崎が活躍するには、相棒のボランチが守備的な選手が理想になります。またトップ下の香川との相性はかなり高く、まだまだ成長しそうな感じの組み合わせです。

 

MF 8.原口

ハリル前監督の時には、あまり機能しなかった右サイドで見事に仕事をしています。酒井(宏)と共にセネガルの攻撃の中心でもあるマネを封じこめていました。

 

但し最初の失点時のクリアは決してほめられるものではありません。総合的には充分すぎるくらいの貢献度があるだけに惜しいシーンでした。

 

MF 10.香川

やはり10番としての仕事は、ゴールやアシストといった目に見える攻撃が理想です。今大会の香川は、むしろ影の司令塔としての活躍が目立ちます。

 

常に柴崎や乾が動きやすいようにスペースをつくっていました。香川はトップ下でありながら、受けたパスの多くは真ん中以外という運動量はまさにチームの主力です。

 

MF 14.乾

ハリル前監督の時には、左サイドに原口や宇佐美がいたので、あまり出場ができませんでした。特に香川とのコンビはあまり試してもらえませんでした。

 

セネガル戦では、得意な角度からのゴールを決めました。苦手だと思われた守備面でも長友と連動して良い守備を披露しました。

 

MF 17.長谷部

セネガル戦もボランチの中でも守備的な存在としてゲームに落ち着きをもたらせました。また、時よりサイドにポジションを取り、受けてとしても展開力をみせています。

 

一時期は年齢的な面からスタミナ面だけでなく、判断力も鈍ったと言われている時期もありました。守備面に集中をしたのが功を奏したと考えられます。

 

FW 15.大迫

豊富な運動力とフィジカルの高さで、ポストとしての役割を充分に果たしました。守備面では、香川との連動により、前線でパスコースをなくす守備でチームに貢献しています。

 

攻撃面でも以前はポスト役で精一杯でしたが、コロンビア戦に続き本来のFWの役割でも得点に関しての意識も高くなっているようです。

 

交代メンバー

MF 4.本田

香川との交代ですが、役割は前回とは異なっています。他の交代との関係でコロンビア戦のような渋滞にならずにスムーズに試合に入れました。

 

得点シーンでは、岡崎が相手GKと接触していることが、大きな要因ですが、フリーでボールを受け取れるのも得点力の高い本田ならではという印象があります。

 

FW 9.岡崎

原口との交代ですが、2トップとしての出場になりました。前線からの献身的な守備はチームに大きく貢献しています。

 

得点シーンも惜しくも岡崎の得点にはなりませんでしたが、充分に貢献をしています。怪我明けということもあり、無理はできませんが、この使い方も効果的だとわかりました。

 

MF 11.宇佐美

出場時間が短いので、宇佐美らしい攻撃の場面はみられませんでした。元々守備に難がありましたが、そのあたりは何とか修整されていたようです。

 

宇佐美が得意なドリブル突破というのは、アジア予選であれば観る事も多くなりそうです。やはり相手が格上のW杯では、なかなか見せ場をつくるのは難しいかもしれません。

 

3.日本代表とセネガル代表の試合を終えて

この試合で最も目立ったのは、柴崎のパスワークだと言う人も少なくありません。但し、柴崎の活躍の裏には、多くの選手がキーマンとなっていることを見逃してはなりません。

 

3-1.試合のキーマンとなる選手は誰?

柴崎の活躍に必要な選手は、香川と長谷部の存在が大きな役割になります。香川はコロンブス戦同様にマークを引き連れて動くので、真ん中にスペースをつくります。

 

あいた部分に乾や大迫が入るので、柴崎はパスを出しやすくなります。また、長谷部は巧みに位置取りを変えて、柴崎ができるだけ自由に動けるようにしていました。

 

3-2.前回の問題点を見事な改善で対応!

コロンビア戦で観られた本田投入後の右サイドの渋滞を修正しました。岡崎を原口に代えて大迫との2トップにすることで、守備的にも大迫の負担を軽くします。

 

同時に右サイドに張っている本田と岡崎の相性も考慮している布陣になりました。本田の勝負強さを活かすには、できるだけ攻撃に専念させるべきです。

 

3-3.セネガル戦からわかる日本代表の改善点

日本代表がなかなか改善できない点は、失点シーンでのドタバタ感です。これは、なかなか改善させるのは難しいことですが、乗り越えることが上位に食い込むポイントです。

 

ハリル前監督の場合は、縦への速攻を主にしましたが、守備から入る考え方は同じだと思います。攻撃に移った時の早さが今後の課題になると考えられます。

 

まとめ

引き分けに終わったセネガル戦は、勝てたのではと思われる試合だっただけに悔しさも残る内容でした。もちろんセネガル相手に引き分けは立派な結果です。

 

但し、上位を目指すには、3戦目のポーランド戦を迎える前に2位以内を確定できることが理想です。先発メンバーを休ませることもできますし、控えメンバーの経験にもなります。