ある日、突然の訃報。
しばらく会っていない昔お世話になった同級生のお父さんが亡くなったそうです。
まず、お葬式の日取りを確認し葬儀に参列する準備をすることにしました。
さて、お世話になった方ですので、香典はいくら包むべきでしょうか。
昔の近所さんだと3000円~5000円が相場のようですが、実際はどうなのでしょうか。
包んだ金額の決定の経緯について書いていきます。
お葬式突然の訃報に接したら・・・。
ある日、家族から突然電話がかかってきました。
「お世話になった〇〇さんが亡くなった!!お前の同級生の父親の!!」と。
突然の事故だったようで、救急車で運ばれたけれど・・・という事でした。
同級生の父親であり、いつも元気な人だったので、「夢なんじゃないかと」と信じられませんでしたが、翌日に新聞のお悔やみ欄を見て、本当なんだとじわじわと実感をする事になりました。
最近(ここ10年以上)は、お互いに忙しく会うことはありませんでしたが、昔はとてもお世話になった方です。
タイミングさえあれば、ゆっくり話したいと思っていた矢先の訃報でした。
すぐに駆け付けて弔意を示したかったのですが、どうにもならない仕事の関係で通夜・弔問に駆けつけることはできず、都合のつきそうなお葬式・告別式に参加させてもらうことにしました。
香典袋にいれる金額を家族に相談する。
当日持参する香典袋。
とてもお世話になったので、1万円入れようかな・・・。と気持ちで思っていて、そのことを家族に伝えました。
すると「1万以上は親戚や家族の金額なんだぞ」と言われました。
「いや、でもお世話になったからさ」と伝えたところ「相手にも気を遣わせることになるんだから5000円にしておくのが無難だよ!」という事でした。
なるほど、いくら感謝の気持ちを伝えたくても、相手の家族に気を使わせてはいけないと思いました。
家族は続けて「だいたい、お前は〇〇さんとしばらく会っていないんだし3000円でもいいと思うよ」と。
確かにインターネットで相場を調べると、私と〇〇さんの関係では3000円でも、非常識にはならないようです。
私自身も、ご遺族の方と親交はあったのですが、より長きにわたり付き合いのある両親がそのように言っていたので、香典袋に10000円を入れるのは諦めることにしました。
やっぱり3000円では少なさぎると感じた。
一般的には、疎遠になっていた方だと3000円くらいが相場のようです。
かなり昔に、私の祖父母がなくなった時の、香典料の控え帳があったので、参考に開いてみたのですが、やはり1万円以上は親族、本当の親しいご近所さんなどでした。
5000円は割とお世話になった地域のご近所さん。
3000円はしばらく会っていない地域の方々という感じでした。
当然ですが、3000円以下はいませんでした。
3000円以下の人がいない理由ですが、受付で香典を渡すと、香典返しを頂くことになります。3000円以下を包んでしまうと、香典返しの関係上、ご遺族の負担になってしまうという事でした。
結論、5000円を包んでおくと問題なし。
香典の相場は主に3段階に分けられるようです。
3000円、5000円、1万以上といった具合です。
補足すると、社会人でも3000円でも少なすぎる事はありません。
事実、祖父母の葬儀の時のリストを見ても3000円の方の割合が一番多かったです。
ただ、お世話になった度合いや弔意を表すために5000円を包んでおくと、香典料でも少なぎず多すぎず、ご遺族にも気を遣わせず、感謝を伝えらえる金額だと感じました。
もし、血縁関係がある場合、1万円以上が相場になりますので、注意が必要です。
【余談】香典を頂いてた場合はその金額を参考にしましょう。
自分の親族がなくなった時には、香典を頂くことになります。
もし、これから向かう葬式のご家族の方から、以前に香典を頂いたことがあった場合は、その金額を参考に香典を渡す必要があります。
例えば、自分の家の祖父母がなくなった時に、3万円を頂いた事がある家族の葬式に向かう際に、「しばらく会っていないから」と言って、3000円・5000円を包んでいったのでは、非常識になってしまいます。
どこの家でも必ず、香典を頂いたときには香典帳をつけていますので、私は〇〇円渡したのに、今回頂いたのは〇〇円だったなどと思われてしまうと、円滑な付き合いを損ねてしまいますので、十分な注意が必要です。
結論・私は5000円を渡しました。
当日、5000円を包んだ香典袋を渡しました。
当然、受付の人は香典の金額なんていちいち見ませんので、渡した時点では金額がいくらでも問題ないわけです。ただ、お葬式が終わった時、その香典袋を開封した時のご遺族がどういった印象を持つかが大切になります。
さて、今回は金額にポイントを合わせて書きました。しかし、お金は感謝の気持ちを表すための手段であるという事に他なりません。
本当にお世話になりましたという感謝の気持ちをもってお葬式に参列する事がもっとも大切です。