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3万円台からの第6世代iPad 体験レビュー。
2018年3月に発売された2018年度版の廉価版iPad。いわば6世代目のiPadなので、海外ではiPad 6thと記載もされています。
特筆すべき点は、抜群のコストパフォーマンス。
アップルペンシルにも対応し、廉価版iPadの性能が底上げされています。
価格は驚きの3万円代から購入することができます、定価は¥37,800 (税別)~。
2018年度版 第6世代 iPadを手にもって操作してみた。
今回は、お店の展示機で操作してみました。
一言目ですが、「画面がキレイに感じる!」という事です。そして、実際に様々な操作をしてみましたが、レスポンスもよく、実際の使用シーンでもストレスを感じる事もなさそうです。
「だいぶクオリティが高いじゃないか! これより何万円も高いならProいらないかも。」と思える仕上がりでした。
正直なところ、2017年度版の第5世代 iPadはあまりいい機種だとは思えなかった為、今回の第6世代iPadに関してもあまり期待はしていませんでしたが、その品質の高さには、いい意味で裏切られる結果となりました。
第6世代iPad へApple Pencilでテスト筆記してみた。
お店の展示機の隣にApple Pencilが置いてありましたので、純正のメモアプリを起動して実際に書いてみました。
「あぁー、キレイに書ける!なるほどー!」
と、思いました。気持ちいいほどの滑らかさもありませんが、ストレスを感じるほどのタイムラグもありません。
そして、お店の展示コーナーには今回レポートをしている第6世代iPadのすぐ隣にはiPad Pro 10.5インチが置いてありました。
お店がすいていたこともあり、同時にメモアプリを起動して、Apple Pencilでの筆記体験を比べてみました。
瞬時にいろいろ書いたり、すぐ消したりと高速で色々操作してみると、やはりお値段の高いiPad Proのほうがレスポンスも処理速度も速く、第6世代iPadはほんの少し時間差がありました。
普通の筆記の時も、iPad Proのほうが、吸い付くような滑らかな筆記ができる印象で、第6世代iPadは、コンマ数秒遅れて筆記されるという感じです。
ただ、遅いと言ってもストレスを感じるというほどではなく、あくまで「Proと比較すると」という条件下のもとでの感想なので、比較対象がない普段使いでは、全く気にならないレベルだと思います。
Apple Pencilでのテスト筆記でも第6世代iPadは、クオリティがとても高いと感じました。
第6世代iPad の弱点とは?
ここまで、iPadの画質良し、操作性良し、Apple Pencilの反応良し、と褒めてきましたが、やはり弱点も存在しました。
「Smart Keyboard」に対応していない。
iPad・Apple Pencilまで購入した場合、すべてApple純正品で揃えたいという方もいるのではないでしょうか。
ディスプレイ上での文字入力よりも、外付けキーボードのほうが文字を打ちやすいのは当然で、カバーも兼ねて使用できる純正のSmart Keyboardは、選択候補のひとつにしたい所ですが、第6世代iPadの場合は、Smart Keyboard非対応の為、汎用品のキーボードを選択せざるをえません。
純正品のほうが、機器同士の親和性も高くストレスなく使えるのでできれば揃えたい所ですが、残念ながら次回以降へ期待しましょう。
「フルラミネーションディスプレイ」加工されていない。
フルラミネーションディスプレイは、ディスプレイとカバーガラス(表面ガラス)の隙間を無くしたディスプレイのことです。
フルラミネーションディスプレイのメリットは、ディスプレイとカバーガラス(表面ガラス)の隙間を無くすことにより、ディスプレイがより前面に近づき、迫力が増すと同時に、操作を滑らかに感じる事ができます。また、カバーガラスへの反射や映り込みを抑制することもできるワンランク上の加工技術と言えます。
実際に、第6世代iPadを点灯させた後に、斜めから覗きこんでみると、ディスプレイとカバーガラスの間に隙間があるというのを確認することができます。
単体だと分かりづらいのであまり気にならないかもしれませんが、隣にiPad Proがある場合は、第6世代iPadとiPad Proの液晶を点灯させた後に、双方斜めから覗きこむことでカバーガラスとディスプレイの隙間の差異や映り込み具合の違いを確認することができます。
ほんの僅かな差ですが、印象としてはフルラミネーションディスプレイ搭載機の方が、高品質な印象を受けます。
【まとめ】3万円台からの第6世代iPad 結論は「買い」か?
2018年3月に発売された2018年度版の廉価版iPadですが、結論から言います。
「購入しても後悔はしないでしょう!」
従来のappleのラインナップから比較しても、今回の第6世代iPadのコストパフォーマンスの良さは抜群です。
上記のデメリットを把握したうえで、問題ないようであれば、すぐに購入しても後悔することはなさそうです。