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当初の予想通り、iPhoneX待ちのユーザーも多いようで、iPhone8の発売日には、静かな動きしかなかったように思う。いつもなら、店舗前でガッツポーズしたりする様子がテレビなどで放送されているが、今回は報道での露出、取り上げる時間も控えめな印象だ。
今回は、2017年の新型iPhoneの本丸であるiPhone Xの価格について書いていきたいと思う。
Apple CEO「テクノロジーの割にはバリュープライスだ。」
iPhonexの価格は報道でも周知のとおり、64GBが11万2800円(税別)、256GBが12万9800円(税別)である。
報道番組「Good Morning America」に出演したApple CEOティムクックは、ツイッターを通した、視聴者からの質問に回答したものである。以下が、番組でも紹介された、その質問の原文だ。
I understand inflation, etc but don’t you find the price tag for the iPhone X out of reach for the average American?
— anna maria (@sorianoam) 2017年9月18日
「インフレ(物価が高い)のは知ってるけど、平均的なアメリカ人の年収からしたら、高すぎませんかね?」
その質問にたいして、ティムクックは
「この価格はあなた方が手にする技術からするとバリュープライスです。多くの人が携帯電話を購入する際に長期の分割払いを利用しています。つまり、最初に一括で支払ってしまう人はほとんどいないわけです。また、ほとんどの人はそれまで使用していた端末を下取りに出しており、一部の通信事業者は補助金や割引制度も実施しています。」
と、分割払いでの購入が価格設定の背景にあるという事に言及している。そして、さらにこのように続けている。
「特にiPhoneは日々の生活の中で非常に重要な役割を担うようになっており、人々もそれをますます望むようになっています。なので、我々はより便利になるようにますます多くのテクノロジーを組み込んでいるわけです。」
と、価格によって得られる価値についても発言している。
つまり、10万を超えた商品が「バリュープライス」とは、社長は世間との感覚がずれているのかと思いきや、これは端末自体は一括払いではなく分割払いで購入できる事、下取りキャンペーンや、さまざまなキャンペーンでお得に利用できるといった、キャリアのキャンペーンが背景にあることを理解した上での発言のようだ。
高価格帯のiPhoneXは、日本ではどのように受け入れられるのか?
iPhone8を購入したユーザーの声をインターネット上で調査してみると「中の処理チップはXと同じ、Xは高すぎるだろうから8にしたと」いうユーザーが多い様に思う。
最新テクノロジーを駆使して、月々に支払う値段がiPhoneXの場合はどの程度の額になっていくのか。そして、その値段に対して日本のユーザーはどのように動くのか。発売日を楽しみに待ってみたい。