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iPhone8とiPhoneX、ストレージを256GBを選ぶべきユーザー像にせまる。
iPhone8とiPhoneXが発表されて、驚きの声が上がったのが、設定ストレージが64GBと256GBの二者択一になったことだ。
実際のところ、容量が大きすぎるのではないかという声も聴くが、実際のところどういったユーザーが256GBを選ぶべきなのか、そのユーザー像を考察してみたい。
4Kビデオを納得いく時間で撮影したいユーザー
iPhone8とiPhoneXは、iPhone7と比較すると4Kビデオがなめらかに動作するようになっている。
FPSという数値があるが、1秒間にどのくらいのコマ数があるかどうかの指標なのだが、iPhone7までは30fpsに対して、iPhone8とiPhoneXは60fpsとなっている。
fpsを考えるときに、「動画は静止画の連続である」という考え方をしてもうらうとわかりやすい。ぱらぱらマンガの原理だ。
つまり、1秒間に30枚の静止画があるのか、それとも60枚の静止画があるのか、という視点から考えると60枚の静止画があったほうが当然すべての動きがなめらかになってくる。
iPhone8とiPhoneXは4k動画のコマ数が倍にできる。
撮影した4K動画がより、なめらかに再生できるのは嬉しい事だ。
いままでYoutubeなどに投稿されているiPhone7までの30fpsの4K動画をみると、カクカクしている印象を持っていたので、今回のiPhone8では、60fps化されることでそういった違和感は消え去る事だろう。下記に、実際に30fpsで撮影されたiPhoneの4K動画を紹介する。
30FPSの動画は、いかがだろうか。画像こそ綺麗だが、アップした際には、動きがかくついている印象ではないだろうか。
今回の、iPhone8とiPhoneXでは、60fpsに進化し、コマ当たりの静止画の数は倍にする事ができる。かなり動きがなめらかになっている訳だが、そこには表裏一体の問題がでてくる。
そう、容量の問題である。
ただでさえ、4K動画は高画質処理をしているので容量を通常の動画の3倍程度消費すると言われている。今回は、そのFPSが倍になることにより、さらに加速度的に容量を使用することになる。
4K動画を高画質で美しくたくさん保管しておきたいユーザーは、64GBだとやや不足の印象か。
4K動画を頻繁に撮影するユーザーが選ぶべきストレージは、64GBだとやや不足気味だと言えるだろう。
4K動画30fpsの場合は、単純計算でおよそ30分で10GB程度のストレージを消費する為、2年間にわたり、撮影した動画を本体に蓄えていくと、本体に写真やアプリを抜きにすると3間程度が保存可能時間となる。新しい技術により、写真も動画も半分の容量で保存できるようになってはいるが、それでも64GBの場合は、写真や動画のヘビーユーザーには十分とは言えないだろう。
当然のことながら、本体のストレージは、システムファイルにも使われるし、アプリにも、写真にも使われるため、実際に保管できる4K動画の保存時間というのは、そこから大幅に少なくなるといえる。
動画好きのユーザーは、購入してから2年間という長丁場をストレージの問題なく、すっきりした形で使い終えたいなら256GBが妥当な選択といえるかもしれない。