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iPhone8の両面ガラス仕上げについて考える。
iPhone8は、iPhone4シリーズで好評だったガラスデザインで仕上げられている。実際に、手に取ってみると光沢のある美しいボディを感じる事ができる。今回は、なぜガラスボディに回帰したのか、その理由を探ってみた。
iPhone8の両面ガラスボディはワイヤレス充電の品質が関係していた。
iPhone8は、周知のとおり「 Qi(チー)規格 」のワイヤレス充電が採用されている。
ドコモでは「おくだけ充電」という登録商標で使用されている規格である。iPhoneでこのワイヤレス充電を採用するとなると、従来のアルミニウムボディのままでは、充電速度が安定しない、形状的に採用が難しい、などの理由で見送らてきたようだ。
しかし、通電性の確保のためにガラスボディに回帰し、ワイヤレス充電のクオリティも商品化できる品質まで到達した事で、今回の採用に至ったようである。
iPhone8の両面ガラスの強度、割れないガラスなのか?。
ガラスには必ず強度の問題がつきものだが、それを解決するガラス技術も進化があったようだ。
iPhone8のボディに使用されているガラスは、これまでより50パーセント深い強化層を持つカスタムガラスが採用されている。
Apple独自の技術で構成されたガラスは、シリーズで最も高い硬度で制作されている。iPhone4シリーズで使用されていたガラスとは、全く別物ということになるだろう。
また、7000シリーズアルミニウムという航空宇宙産業用の工業ロボットなどと同等、もしくはそれ以上のグレードの素材が、そのガラスをサポートしており、従来の割れやすいガラスのイメージとは一線を画していると言っていいだろう。
ただ、残念ながらインターネット上では、早速ガラスが破損したという報告もあった。
iPhoneにセキュリティ用のシールを張り付けて、それを剥がそうとした所、ボディが欠けてしまったという画像が掲載されていた。ガラスなので垂直のチカラには弱い。やはり、どんなに強度が強くてもガラスである以上は、注意して使う必要がありそうだ。
iPhone8は、ガラスボディの恩恵で滑らなくなっている。
ボディ本体が滑らなくなったのは、ケースをつけずに使用するユーザーには、朗報だろう。
iPhone8のボディに実際に触れてわかるのは、手にiPhone8の本体が吸い付くように進化していることだ。
実際に、iPhone7やiPhoneSEと触り比べてみても、iPhoneを持っているときの手へのフィット感や安心感は従来よりも格段に向上している。
従来のボディは「サラサラ」としたさわり心地だったものが、iPhone8では サラサラ感はなく「ギュッ」と止まるようなった。 家の窓に、手をしっかり当てて滑らせようとしても、難しいのと同じイメージだ。
iPhone8の洗練されたガラスボディは光沢が美しく、さらにワンランク上のレベルへ。
Appleから送られてきた、iPhone8のセールス文章が「 ガラスから生まれた、まったく新しいデザイン 」という書き出しから始まっていることからもわかるように、デザイン性(美しさ)も向上している。
ボディ寸法などが変わらない為、遠目からはあまり変化はわからない。しかし、近くで見ると、フロント面やサイド面も、光沢が増している。
それもチープな感じのきらきらではなく、大人向けの上品な輝きである。一目見るだけで、全体的により上品で洗練されたボディになったという事がわかる。
ただ、「 まったく新しいデザイン 」と言う文言には、疑問符が付く。なぜならば本体の形状はiPhone7とあまり変わっていないからだ。
ただ、内部の基盤レベルでは、くりぬいたボディへ基盤をいれていたものが、ガラスでサンドイッチしているようなので、基盤レベルでは新しいデザインに挑戦していると言えるだろう。