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Google純正スマホ「Google Pixel」が日本初上陸。
Googleから新しいスマートフォンとして、「Google Pixel3(ピクセルスリー)」が発売されます。
「Google Pixel3」の特徴は、ハードウェア・ソフトウェア・AIまでGoogleが最先端の技術を集めて、単独で開発した「Google純正のスマートフォン」となっています。
AIを活用した「Googleレンズ」「トップショット」などの機能が特徴です。
Pixle3には、5.5インチモデルと、6.3インチのPixel3 XLの2種類で、カラーバリエーションは両サイズともに、ホワイト・ブラック・ピンクの3色。
容量は64GB・128GBから選択できます。
そこで、今回は同じハイスペックな価格帯であるiPhoneXsと比較しながら、AI性能、価格、性能、カメラ、本体サイズなどを見ていきたいと思います。「AI活用」がGoogle Pixel3のキーワードになっています。
Google Pixel3のAIによる「Googleレンズ」が凄い!
Source:Twitter @Google
Googleの最新AI技術により実現できた機能が「Googleレンズ」です。
これは、ディスプレイに映ったものをスマホが判別してくれる機能です。
例えば、犬にグーグルレンズをかざすだけで、すぐに「犬種」の情報が画面に表示されます。また、動物だけでなく、名前を知らない建物や植物、物体、洋服などにも使える機能となっています。
Googleレンズは、撮影後にプレビューボタンを長押し、もしくはグーグルアシスタントから起動することができます。
「Googleレンズ」では名刺自動登録・テキスト翻訳も可能
Googleレンズを活用することで、高度なテキスト処理もすることができます。
例えば、英語の文章に、Googleレンズを起動すると自動的にスマホの画面上で字幕翻訳してくれます。また、Googleレンズを名刺に向けると、書いてあるテキスト情報を取得して、連絡先に保存することもできます。
アプリなどを使って実現してきた機能が、最初から使えるのは嬉しいですね。
ライバル機のiPhoneにおいては、標準でGoogleレンズのような機能は備わっていませんので、こちらも独自機能ということができます。
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Pixel3を握って音声検索が起動する「Active Edge(アクティブエッヂ)」
Google Pixel3の特徴として「Active Edge(アクティブエッヂ)」という機能が搭載されています。
動画をみるとわかりやすいですが、スマートフォン本体を握る事で「OKグーグル(グーグルアシスタント)」を起動できる機能です。
これまでの音声検索は、「OKグーグル」とスマホに話しかけたり、マイクボタンを押す必要がありましたが、Active Edgeがあれば、スマホを握ったら、すぐに用件から話すことができます。
また、画面オフ(消灯)時に握った時の起動有無を選べたり、起動するための握る強さ(スクイーズ)なども9段階から選ぶことができますので、設定により誤動作なども防ぐことができます。
日常的に、「OKグーグル(グーグルアシスタント)」を活用しているユーザーにとっては役立ちそうです。当然、Active EdgeもiPhoneにはない機能となっています。
Google Pixel3はAIによる「ベストショット選定」も優秀。
GooglePixel 3では、写真撮影時に、前後の写真も記憶しており、AIが自動的にベストショットを選定してくれます。
目をつぶってしまった時なども、その前後から良い写真を選択して提案があります。
また、AIが選定するベストショットが気に入らない場合は、後から自分で選択しなおす出来ます。
Google Pixel3は、インカメラがデュアルレンズのため、広い構図で綺麗な写真を撮影することができます。自撮り棒がなくても、インカメラがグループ撮影が可能となっています。
また、メインカメラは、シングルレンズですがAIの活用により、後ろをぼかしたポートレートモード機能、動く被写体を自動でフォーカスしてくれる機能、夜景撮影機能なども備わっており、充実のカメラ機能となっています。
流行のデュアルレンズではありませんが、AI補完があるので、Googleにとってはシングルレンズで十分だったとも読み取れます。
Google Pixel3の本体サイズはiPhoneXsと大体同じ、ただ「軽い!」
それでは、本体サイズから比較していきます。
iPhoneXsは、Pixle3に対して幅が2.7mmほど大きくなっていますが、高さと厚みに関しては、Pixel3の方が、高さは2mm、厚さは0.2mmほど大きくなっています。
ちなみに、Google Pixel3の、3辺の合計値(高さ+幅+厚み)は221.7mmです。iPhoneXsは222.2mmとなっていて、合計値においてはたった0.5ミリの差しかありません。
多少の誤差はありますが、全体値でわずか数ミリの差しかありませんので、本体サイズに関してはほど同じと言えます。
ただ、特筆すべきは本体重量です。外寸サイズがほとんど同じにも関わらず、Google Pixel3のほうが29gも軽量です。
なお、人間には重たいものには高級感を感じる特性がありますので、二台を持ち比べた場合は、iPhoneに高級感を感じるという人も多くなると思われます。
Google Pixel3が惜しい点、Androidなのに・・・。
日本市場において、Androidスマホの優位点としては、ワンセグ(フルセグ)が見られる。外部メモリ(SDメモリーカード)が使える。など、iPhoneにはない機能特徴があったのも事実です。
しかし、Google Pixel3に関しては、ワンセグも付いていませんし、外部メモリも使う事はできません。
また、イヤホンジャックもついてませんので、これでは、本体の機能的な長所はほとんどなく、ガチンコでiPhoneと勝負することになります。
クイックスイッチアダプタという、iPhoneからの機種変更した場合のデータ転送ツールが同梱されていることからも、iPhoneとのライバル視していることがわかります。
せめて、日本市場においてはAndroidの特徴を活かすために、ワンセグや外部メモリ、イヤホンジャックは搭載したほうが、良かったのではと思います。
Google Pixel3がiPhoneより劣る点
前頁では、「Google レンズ」「Active Edge」「ベストショット選定」など、AIをフル活用した最新技術を紹介してきました。
機能面だけで見ると、Google Pixel3の方が良いのではないかと思いがちですが、iPhoneと比較して劣る点があるのも事実です。
Google Pixel3は、3代目の端末ですが、iPhoneは10年以上の歳月をかけて熟成されてきました。
アップデートを繰り返した中で、向上されてきた基本的な「操作性」「スムーズさ」などは、iPhoneのほうが一日の長があり、いわゆる「ニュルニュル・サクサク動く」と呼ばれているスムーズな操作感で、世界中のファンを虜にしています。
また、認証機能についても指紋認証のみというのは寂しい印象です。
Google Pixel3は背面にある指紋認証のみ、iPhoneXsはフロントカメラを活用したFaceID(顔認証)を使う事ができます。
認証効率は、FaceIDのほうがはるかに優れており、ロック画面からスムーズに立ち上げることができるのはiPhoneXsと言えます。
また、セキュリティに関してもiPhoneは優れており、セキュリティソフトなどが不要な強みもあります。
Google Pixel3の最新機能をどこまでユーザーが使いこなせるか。
Google Pixel3にはAIを活用した最新機能がたくさん備わっていますが、ユーザーが実生活の中で、どの程度役立たせることができるかもポイントです。
スマートフォンにはたくさんの機能がついていますが、実際には「使ったことがない・よくわからない」という機能が多いののも事実です。
新しい機能が、どの程度ユーザーの実生活に入り込んで、しっかり役立っていけるかも注目のポイントです。
総括すると、細かな操作や機能で活用できるGoogle Pixel3は玄人好みの一台、思ったことをスムーズな操作で直感的に実現できるiPhoneXsは万人向けの一台という事ができそうです。
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