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スマホが熱くなってしまう原因と対処方法について解説していきます。
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なぜ、スマホは熱くなる?
スマホ内部には、使用にともなって発熱するパーツがたくさん使われています。
人間でいうと頭脳にあたるCPU、バッテリー・バックライト・カメラセンサーなど、主要なパーツのほとんどは、使用に伴い熱が発生します。
スマホ自体も、熱を逃しやすい設計がされています。
しかし、使用時間が長くなり発熱した量に対して、「放熱」が追いつかなくると、本体が熱いと感じるようになります。
スマホが熱くなっても無視して使った場合どうなるのでしょうか。
熱くなったスマホを使い続けると、どうなる?
スマホが、熱くなりすぎると、動作不良や故障の原因となります。
また、寿命が短くなってしまう可能性があります。
「熱」は、スマホが出している「休憩のサイン」となりますので、無視して使い続けないようにしましょう。
具体的な温度ですが、バッテリーは、周辺温度が0℃~35℃の間での使用が推奨されています。
この範囲外で使ってしまうと、バッテリーのもちが恒常的に悪化する可能性があります。
また、電子部品なども、熱により制御ができなくなると、以下のような症状があらわれることが報告されています。
- 充電が遅くなる、停止する。
- ディスプレイが暗くなる、またはディスプレイに何も表示されなくなる。
- 電波が弱くなる。
- カメラのフラッシュが一時的に無効になる。
- 処理スピードが遅くなる。
以上のように、スマホが熱くなると、不具合の原因となります。
スマホを長く大切に使いたいのであれば、熱いと感じたら、適度に休憩をはさむようにしましょう。
無視してスマホを酷使すると、寿命を縮めてしまいます。
スマホが熱い原因と対処方法
スマホが熱い時の有効な対策としては、発熱する原因となる行動をやめることです。
そして、放熱を促してあげることが大切です。
具体的な対処方法は下記の通りです。
対処1:放熱を促進する
スマホが熱くなった時は、いったん使用を中断しましょう。
スマホ自体が熱を逃がしやすい設計となっていますので、一旦画面をオフにして、10分前後放置するだけでも、熱さはおさまります。
すこしスマホ操作をやめて、別の作業をするのがおすすめです。
どうしても、使うのをやめるのが難しい場合には、ケースをはずして、放熱を促進する。
なるべくスマホに負荷のかからないように複数の処理を控える、タップする感覚を遅くする、ディスプレイの明るさを下げるなど、なるべくスマホに負担をかけないようにすることがおすすめです。
対処2:充電を工夫する
充電をしている時は、バッテリーが熱を持ちやすくなります。
もし、異常なほど熱い時は、スマホの充電をとめることで、これ以上熱くなることを防ぐことが出来ます。
スマホにやさしいバッテリー容量としては、20%~80%の間で使用することが望ましいとされています。
人間も腹八分がいいとされていますが、スマホも全く同じで、充電容量80%前後が寿命を伸ばす秘訣です。
空腹すぎても、満タンすぎても、スマホに負担がかかってしまいいます。
余裕があれば、スマホが80%近くになったら、充電をやめるという方法もおすすめです。
ソフトウェアアップデート中は例外
充電中にソフトウェアアップデート等が実行されている時は、熱くなったとしても、中止しないでください。
充電をやめてしまうと、アップデート処理が止まってしまう可能性があります。
アップデートが正常に完了するまでは、充電は継続しましょう。
対処3:負担がかかる処理をしない
スマホが情報処理をしている時には、熱を持ちやすくなります。
特に、負荷がかかるような作業の場合には、スマホ本体が熱を持ちやすくなります。
スマホが熱くなっている時に、動画処理・画像加工・3Dゲームなど、内部で多くの処理が必要となる作業は、なるべく避けましょう。
また、データ処理中で中断ができない場合、作業が終わった時点で、一旦スマホをやすませて、放熱するまで使わないことが大切です。
バックグラウンドアプリを終わらせる
また、実行しているアプリを減らすのも有効です。
特に、地図アプリ・GPSを使用するアプリなどは、バックグラウンドであっても、スマホに負担がかかります。
バックグラウンドでも負荷がかかっているアプリを終了させて、スマホが抱える仕事をなるべく減らすことが、スマホ温度を下げることに繋がります。
スマホが熱くならないように使うには?
空き時間にアップデートをしておく
アップデートは、バックグラウンドで実行されます。
つまり、スマホ操作中になにか別の作業と同時並行で実施されることが多いので、同時に二つの処理をしなければならず、スマホの負担になってしまいます。
それを防ぐためには、夜間や操作をしないタイミングなどに、まとめてアップデートをしておきましょう。
スマホを連続して使用しない
スマホの熱の発生量は、「使用時間」と「処理時の負荷」に比例します。
スマホに熱を発生させないためには、定期的に休憩をはさむなど、ルールを決めて使用するのがおすすめです。
スマホを休めるのは、自分自身の眼の休息にもなりますので、スマホにとっても、ユーザーにとっても、有意義な時間となりそうです。
電圧に注意する
モバイルバッテリー・電圧が安定しない車内コンセントからの充電などは、充電時に発熱しがちです。
また、純正以外の充電器なども、発熱しやすい傾向があります。
充電はなるべく、電圧が安定した自宅の固定コンセントで、純正品を使って実施するようにしましょう。
注意点
保冷剤や冷蔵庫で冷やさない
スマホが熱くなった場合でも、必ず自然放熱してください。
すぐに、熱をさまそうとして保冷剤をあてたり、冷蔵庫にいれると、スマホ内部で水滴が発生して、結露します。
内部で結露が発生すると、部品が腐食したり、ショートが発生して発火の原因となります。
なにもしていないのに熱い・すぐ熱くなる
なんの操作も、充電もしていないのに、いつもすぐ熱くなってしまう場合には、スマホ自体に異常が発生している可能性があります。
- ウィルス感染
- 回路の故障
- システムの不具合
などが想定されます。
一度、サポートセンターやショップなどに相談してみましょう。