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近年、山から市街地へと活動範囲を広げる熊による被害が増加しています。
このような状況の中、熊避けスプレーは有効な対策とされていますが、実際にはその効果について賛否両論が存在します。
本記事では、熊避けスプレーが本当に効果があるのか、そしてその使用時のポイントについて深掘りします。
タップできる目次
早速ですが、熊避けスプレーで助かった人がいました。
こちらすぐ近くまで熊が近づいていますが、熊避けスプレーがあったことで、難を逃れています。
【怖すぎる】クマ避けスプレー持ってなかったら危なかったな…
— パラノーマルちゃんねる (@paranormal_2ch) December 3, 2023
pic.twitter.com/mQrLhxEg5n
もし、熊避けスプレーがなかったらと思うと恐ろしい・・・。
他にも、クマ専門家の先生も、熊スプレーの効果があると明言しています。
(クマ被害は)みなそれぞれ違う事故で100%大丈夫ですっていうのは、1つもない。ただ、近年になって熊スプレーが出てきて、助かる確率が高くなっています。
引用:NHK読むらじる。
累計3000回も熊に出会っている、熊の専門家がいうなら、間違いなさそうですね。
また、ヒグマ情報を集めているサイトでも、熊避けスプレーでの撃退例が報告されています。
引用:https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/yamacafe/xJD5Ogznk.html
さらに、TBSどうぶつ奇想天外のロケ中にも、クマ避けスプレーでヒグマを追い払う事に成功しています。
ヒグマに襲われて亡くなったカメラマン星野道夫の番組見てるけど、7〜8mの距離でクマ避けスプレーを噴射しても届かなかったが、至近距離で噴射した場合はクマを追い払うことができたと言っている。熊スプレー効果ないわけじゃないんだな
— 婆川 (@xeroographica) October 8, 2023
「どうぶつ奇想天外 写真家襲撃事件」https://t.co/179WCGRG18 pic.twitter.com/8MN3xP8V3b
8月6日夜、再度星野のテント近くにヒグマが現れて、ガイドがスプレーで追い払った。
引用:Wikipedia
ただ、星野さんは、熊スプレーで追い払ったあとも、ずっと同じ場所にい続けたため被害にあってしまいました。
一度は熊スプレーで撃退に成功していることから、一定の効果は期待できるかもしれません。
効果がなかった事例
ただし、熊避けスプレーを持っていれば100%安全と言いきることもできません。
実際に、全く効果がなかった事例もありました。
熊を至近距離まで引き寄せてスプレーしたのに、まったく効かなかったことも。
男性「引き寄せて… 今!」
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) November 14, 2023
クマ「遅い」
熊避けスプレー
かなり近くまで引き寄せて撃っても躱されて攻撃されんのこわ pic.twitter.com/5ETwfAy5Ok
さらに、熊の攻撃スピードが速すぎて噴射が間に合わないことも
クマ避けスプレーを構えながら散歩していた高齢女性
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) November 13, 2023
目にも止まらぬ速さで襲われ抵抗する間もなく右目を潰される
外出時にこの警戒度で襲われるならもうムリ pic.twitter.com/a3R1oyMPSE
熊のスピードは異常に速いため、噴射する前にやられてしまったようです。
特に、子供を連れた母熊は最強に危険です。
こちらに攻撃の意思がなくても、視界に入るだけで子供を襲いにきたと判断されて敵認定されてしまいます。
そして、敵と判断した人間から子供を守る時は、必死!
スプレーくらいで逃げてられないから、自分の身をかえりみず命がけでかかってきています。
結論、クマ避けスプレーが意味がなかったという事例があるのも納得できます。
スプレーが効くのも・効かないのも、すべては熊の状況次第ということです。
熊を撃退できることもある、熊避けスプレーの成分について解説していきます。
熊避けスプレーの成分は、おもに唐辛子に含まれるカプサイシン。
熊がニオイを察知する嗅覚は、犬の7倍以上も優れていると言われています。
そのため、強烈なニオイ成分が効きます。
一番最初の動画でも、ニオイが届いた瞬間に逃げていますね。
人間で言うと、辛いワサビがツーンときくような感じに近いのかもしれません。
「熊避けスプレーで助かった人はいない!」と豪語する人もいますが、熊避けスプレーは必要なのでしょうか?
結論、熊避けスプレーは絶対にあったほうがいいです。
その理由は、熊避けスプレーがないと、熊に遭遇したときに丸腰で戦うことになります。
鋭いキバ・尖った爪・分厚いカラダ、話が通じないのでかなりタチが悪いです。
そんな熊と丸腰・素手で戦うなんて、敗北確定です。
ただ、武術に覚えがあったり、根性がある人だと丸腰で戦って熊を撃退した事例もあります。
こちらは山菜採り中に木の棒で格闘し、撃退に成功しています。
治療を終えたので取り敢えずの速報です!
— 原生林の熊 (@tennen6606) September 29, 2023
親子連れと出会しました#熊と闘う#原生林の熊#親子連れ#ツキノワグマ pic.twitter.com/K4LoDHzSuC
また、空手高段者の男性は目つぶしで応戦して、熊を撃退しています。
画像引用:youtube(ANNニュース)
札幌ではナイフで熊の首を撃退したこともあります。
クマの首付近に刺し傷 消防署員の反撃で死ぬ? 大千軒岳の現地調査
— 北海道新聞デジタル_PR部【公式】 (@doshin_pr) November 9, 2023
:北海道新聞デジタル https://t.co/i3eoUaOK7c
大声で威嚇して、蹴り飛ばして撃退した事例もあります。
心臓の弱い人は閲覧に注意してください…
— 真田正行 (@sanada748) October 19, 2022
いやーこれ、よく落ちずに踏みとどまったと思いますね。
切り立った断崖絶壁で「クマさんアタック」を片手でかわしながら大声で威嚇、下からの再アタックにもキックで応戦し、最後は見事に撃退しています。
登山中に熊に襲われたhttps://t.co/rv5POTKdfU
ただし、いずれも格闘経験があったり、日頃から身体を鍛えている人です。
一般人は、なかなかできるものではありません。
また、撃退できたとしても、もれなく怪我・負傷をしています。
正直な所、飛び道具の武器は持っておくに越したことはありません。
日本の場合、漁師でないと猟銃は持てないし、危険なものは法律で持てません。
結果、熊避けスプレーに頼るしかないんですよね。
熊は、草むらなどに隠れて、一瞬のスキに攻撃してくることもあります。
この距離で襲われたら、スプレーどころではないですよね。
つまり、持っているから100%安全ではないし、スプレーが効くかどうかもやってみないと分かりません。
ただ、使う場合のポイントはあります。
熊避けスプレーは、必ず風下にむかって噴射しましょう。
自分が風下にいると、熊避けスプレーが戻ってきてしまいます。
また、噴射したらその場を離れることも大切です。
熊に襲われる
— ガッテム竹内(元ハガキ職人) (@gtt214214) December 3, 2023
↓
熊撃退スプレーを持つ人間に襲われる
↓
どちらも人間駆除状態←イマココ#Mrサンデー pic.twitter.com/DbECddRmVn
使うこと無く無事に使用期限が過ぎた熊スプレー。
— k.hiro (@hiropanch1) March 26, 2022
処分するのに中身を出さねばならないのだが無風の時に山奥に行って噴出してくるか。風向きと場所を間違えると大変なことになるな。 pic.twitter.com/9LxuUXXRy3
熊避けスプレーは、飛距離・成分等しっかりしたものでなければいけません。
いざ、目の前にクマが現れた時に、
「スプレーが効かなかった」
「うまく噴射されなかった」
「距離がたりなかった」
は、大怪我そして命を落とすことに直結します。
また、熊の攻撃は顔面を狙うとされています。
「熊外傷」という名称がつけられていて、顔は原型をとどめないようです。
👩「先生ー、救急です!熊外傷の方こられてます!みてください!」
— かんぬ (@kannu_panda) October 20, 2023
🐼「わかった!いきますー!」
(救急到着)
🐼「患者さんどこ?」
👩「この方です!」
🐼「………眼球どこにあるの?🥶」
っていうのが熊外傷の怖さです😰
そのため、自分の命を守る値段、自分の顔、眼球を守る値段としてケチるところではありません。
世界的で実績のある商品を選ぶのがおすすめです。
引用:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/119367?page=2
TBSで紹介されていたクマよけスプレーを見つけました。
世界的にも実績のあるスプレーなので、間違いなさそうです。
熊避けスプレーで全ての熊が逃げるわけではありません。
スプレーが効く確率は4割くらいという情報もあります。
カナダで「熊スプレーが聞くのは体感4割くらい」っていってた。
— コヤナギユウ 🧜♀️ 旅と遊びの文筆家 (@KoyanagiYu) November 29, 2023
熊スプレーの中身は唐辛子らしいんだけど、半数以上は微動だにしないと。また好奇心旺盛なタイプたと鈴で寄ってくるとか。というかそんなに遭遇するカナダよ。
これはユーコン準州の道路脇にいたグリズリー。冬眠前でベリー探しに夢中。 https://t.co/fSLeR3tZpe pic.twitter.com/oh1TRivE42
ただ、スプレーが効く確率が4割だとしても、丸腰よりはずっとマシですね。
また、熊避けスプレーの有効範囲は5メートルと朝日新聞にも記載があります。
ヒグマをかなり引きつけないと薬液はヒグマの顔に命中しない。知床財団の職員がスプレーの使い方について「5メートルくらいまで近づかないと、なかなか当てるが難しい」と説明していたのが納得できた。
引用;https://www.asahi.com/articles/ASR7N547YR7MIIPE01H.html
ある程度、至近距離まできてから噴射しないと、クマに届きません。
昔から言われている熊対策、実際は?
熊がきたら死んだふりをすればいいという説もあります。
ただ、これは時と場合によるようです。
ばったり出くわしたら、地面に伏せて首をガードし、1撃目を食らわないのが大事
引用:朝日新聞
熊は雑食でなんでも食べるので、お腹がすいていたら餌になってしまいます。
ただ、戦えない・撃退することもできない場合、顔を守って地面に伏せるというのは、敵意がないことを示すことにもなります。
しかし、目の前にクマが出た時にその場に寝転ぶ勇気はなかなかでないですよね。。
熊は、臆病なので人がたてた音を怖がると言われてきました。
しかし、最近はどうやら、そうでもない傾向があるようです。
福島大学の望月教授もTBSの番組で以下のように話しています。
近年は人里近くで生活しているクマが増えてきているので人の生活音に慣れているクマが徐々に増えてきているのではないか。
引用:TBS NEWS DIGI
どんどん熊と人との距離が近くなっています。
そのため、熊も人に対する免疫が付き始めていると言われています。
逆に、人を襲おうとしている熊の場合、逆に居場所を教えてしまうことになることも、、
これまでのやり方よりも、アップデートした対応が必要になりそうです。
クマに会った時の基本は、やはりフェードアウトが基本だそうです。
・そっと後ずさりして木などに隠れる
・走ると追いかける習性があるので決して走らない
・相手がこちらを格下だと思われるため目をそらさない。
例え、スプレーを持っていたとしても、基本的な態度はかなり重要になりそうです。
また、こっそり近づいてくるだけでなく、急襲してくる熊もいます。
こんなに、悠長なことを言っていられない可能性もありますよね。
以前NHKの番組で北海道の漁師が熊と共生していました。
ドキュメンタリーでは、クマに目をあわせて叱り飛ばして撃退していました。
万が一、クマに会った時にどうするか、しっかり考えておく必要がありそうです。
- 熊避けスプレーで実際に助かった人はいるのか?
- はい、熊避けスプレーで助かった事例は複数報告されています。特に、適切に使用した場合、熊を撃退する確率は高まります。
- スプレーの効果はあるのか?
- 熊避けスプレーは、特に唐辛子に含まれるカプサイシンを主成分としており、熊の強い嗅覚を刺激して撃退する効果が期待できます。しかし、効果は熊の種類や状況によって変わります。
- 熊避けスプレーは持っておくべきか?
- はい、持っておくべきです。熊に遭遇した際に、防御手段の一つとして機能します。ただし、スプレーに過信せず、正しい使用方法とその他の熊対策を併用することが重要です。
熊避けスプレー使用時のポイント:
- 風向きを考慮する: 噴射する際には、風上から風下に向けて使用することで、スプレーが自分にかかることを防ぎます。
- 質の良い商品を選ぶ: 効果の高い、信頼できる熊避けスプレーを選ぶことが重要です。安全は、値段をケチるべきではありません。
- スプレーを過信しない: 熊避けスプレーがあれば絶対に安全というわけではありません。状況を正しく判断し、必要ならば退避することが最優先です。
さらに、熊に遭遇した際の対処法として、死んだふりや音を出すなど、伝統的な方法も存在しますが、これらの効果も状況によって異なります。
最終的には、熊との遭遇を避けるための予防措置が最も重要であり、熊避けスプレーはその一つの手段に過ぎません。