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2019年3月に新しいiPad Air(10.5インチ)が発表されました。
10.5インチモデルといえば、2017年9月に発売されたiPad Proと同じディスプレイサイズです。
そこで今回は同じ10.5インチの画面サイズを持つ2種類のiPadのどこが違うか、どちらがおすすめなのかを調査しました。
さっそく、2019年に発売された新しいiPad Airと2017年版iPad Pro(10.5インチ)の2機種を比較していきます。
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iPad Air(10.5インチ)vs iPad Pro(10.5インチ)の本体寸法などを比較
新しいiPadAir(10.5)とiPadPro(10.5)の本体サイズはミリ単位まで全く同じ(写真はiPad Pro(10.5インチ)
まずは、iPad Air(10.5インチ)とiPad Pro(10.5インチ)の本体のサイズについて書いていきます。
結論から言うと、両機種の本体サイズは全く同じです。
本体サイズは、両機種ともに高さ250.6×幅174.1×厚み6.1mmと全く同じボディサイズです。わずか1mmの誤差もありません。
両機種の重さの違いは
寸法は全く同じですが本体の重量に関しては、わずかに違いあります。
iPad Air(10.5インチ)のほうが10gほど軽くなっています。
新しいiPad Air(10.5)のセルラーモデルの重さは464g、Wi-Fiモデル456gに対して、10.5インチのiPad Proの重さはセルラーモデル477g、Wi-Fiモデル469gです。
iPad Air(10.5インチ) | iPad Pro(10.5インチ) | |
Wi-Fiモデル | 456g | 469g |
Celluler + WiFiモデル | 464g | 477g |
iPad Airのほうが軽い
iPad Air(10.5インチ)のほうが、セルラーモデルで13g、Wi-Fiモデルで10gほど軽くなっています。
本体サイズは全く同じですが、中身の部品構成は違っていますので重量が違って当然と言えます。わずか10g前後の違いであれば、大きな差には感じられないかもしれません。
iPad Air(10.5インチ)vs iPad Pro(10.5インチ)のディスプレイ性能を比較
iPadにおいて、最も重要なのは、ディスプレイといっても過言ではありません。細かな数値をもとに両機種の違いを検証していきます。
こちらも、両機種のディスプレイ性能(解像度)もまったく同じです。
唯一、違いがあるとすれば、2017年iPad ProにのみProMotionディスプレイという画面の切り替えを滑らかにする機能がついているということです。ただ、必要不可欠な機能ではないことも事実です。
興味がある方はリフレッシュレートなどと行った単語で検索をしてみると、より詳しく知ることができます。
解像度(画面の繊細さ)の数値
iPadAir(10.5)とiPadPro(10.5)は、解像度・ピクセル密度まで同じ
画面の密度を表す解像度ですが、両機種ともに2224×1668(ピクセル密度264ppi)です。
耐指紋性撥油コーティングや、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、True Toneを搭載した広色域ディスプレイなども搭載されています。
iPadProにのみついている”ProMotionディスプレイ”という機能以外はあらゆる点において全く同じ性能となっています。
ProMotionディスプレイの強みとは、画面表示の滑らかさです。
iPad Air(10.5)では1秒間に60回描画できるのですが、ProMotionが搭載されていると120回の描画ができるようになります。簡単にいうと、表示がよりスムーズで滑らかだという事です。
iPad Air(10.5インチ)vs iPad Pro(10.5インチ)のCPU性能を比較
iPad Air(10.5インチ)の処理性能は、iPhoneXsMAX・Xsと同じ
iPadの処理能力に関わる脳みそ(CPU)性能を見ていきます。
結論から言うと、2019年度版のiPad Air(10.5インチ)のほうが、iPadPro(10.5インチ)よりも15%ほど処理性能が優れています。
具体的な数値で表すベンチマークという指標があるのですが、両機種の数値は以下のとおりです。
iPad Air(10.5インチ)モデルの処理性能はシングルコアで4700前後、マルチコアで11000前後。対して、iPad Proはシングルコアで3900前後、マルチコアで9300前後です。
2019年度のiPad Air(10.5インチ)は、2017年度のiPad Proと比較すると一回り処理速度がアップしていることが理解できます。
搭載されているチップの名称ですが、iPad Air(10.5インチ)モデルは、Neural Engineを搭載したA12 Bionicチップ、2017年度版のiPad ProのA10Xチップです。
Neural Engine(ニューラルエンジン)とは人工知能を搭載したApple独自のチップであり、リアルタイムの機械学習を搭載して、写真やゲームなどをより快適にする手伝いをしてくれる、一言で言うとかなり賢い補助チップです。
2017年度版iPad Proのほうが優れている点は、
スピーカーの数
2017年度版iPad Proはスピーカー4つ、2019年度版iPad Airはスピーカーが2つです。つまり、音量などはiPad Proに軍配があがります。
カメラの画素数
2017年度版iPad Proは4K動画が撮影できる12MPのカメラに対して、2019版のiPadAirはHD動画が撮影できる8MPのカメラ。
※内側のカメラの性能は7MPで同じ。
ProMotionディスプレイ
2017年度版のリフレッシュレートは120Hzに対して、2019年度版のiPad Airのリフレッシュレートは60Hzです。
カンタンに言うと、1秒間に120回書き換えることができるか、60回書き換えることができるかの違いです。
ただ、1秒間に60回書き換えられるのすら視認で確認できませんので、120回になったとしても、違いを感じるのは難しいと思います。
ただ、両機種を並べて、じっくりと滑らかさを比較すると120Hzのほうがスムーズに画面をスクロールできるのはわかりますが、日常の使用シーンに置いて片方のiPadだけを操作して”これは60Hz、これは120Hz”と明らかにわかるような違いはありません。
iPad Air(10.5インチ)vs iPad Pro(10.5インチ)の価格を比較
iPad Air(10.5インチ) | iPad Pro(10.5インチ) | |
64GB | 54,800円 | 69,800円 |
256GB | 71,800円 | 97,800円 |
価格差は表のとおりですが、iPad Airのほうが64GBモデルでは17000円、256GBモデルでは26000円ほどお安くなっています。
スピーカーの数、カメラの画素数、リフレッシュレートの違いなどにこだわりが無ければ、2019年度版のiPad Airがおすすめです。
このお値段でApple Penciが使える新型のiPadが購入できるのはかなり魅力的です。