iPhone画面左上・時刻横の青い紙飛行機マーク(青丸の中に白矢印)の意味とは!消し方はある?

iPhoneを使用していると、画面左上・時刻横に、青い紙飛行機マーク(青丸に白矢印)が表示される事があります。

この青い紙飛行機のようなマークですが、どのような時に表示されて、どんな意味があるのでしょうか?

今回は、青いマークの意味や役割、注意点などについて詳しくまとめていきます。

青い紙飛行機マーク(青丸・白矢印マーク)の意味とは

まずは、結論からいうと、iPhoneの画面左上に表示される青い紙飛行機マークは、位置情報(GPS)を取得している時に表示されるマークです。

紙飛行機マークには、いくつか種類があり、青い紙飛行機マークの場合、いままさに位置情報を取得している事を示しています。

(青丸がない飛行機マーク・矢印マークの場合は、位置情報システムがスタンバイしているという意味です。)

アプリ起動時に表示されます

青い紙飛行機マークが表示されるタイミングとして多いのは、アプリ起動時です。ほんの数秒だけ点灯して、位置情報の取得完了後すぐに消えます。

わずか数秒出現してから、すぐ消えてしまう謎のマークであるため、一部ユーザーの間では、iPhoneの不具合や異常を示すではないかと心配する声も聞かれていました。

しかし、実際は位置情報システム(GPS)に関する状況を伝えるためのマークのため、何も心配はいりません。

具体的な位置情報の取得方法について、Apple公式サイトには以下のように記載されています。

位置情報サービスでは、GPSおよびBluetooth(利用できる場合)、公衆Wi-Fiアクセスポイント、携帯電話基地局の位置情報を利用して、デバイスのおおよその現在地を判断します。
引用:Apple公式ホームページ

青い紙飛行機マークのセキュリティリスクとは?

位置情報システム(GPS)に関するセキュリティリスクは現在のところ報告されていません。

位置情報の取扱方針についてはAppleは下記のように公式サイトに記載しています。


Appleが収集したクラウドソーシングの位置情報データは暗号化して保管され、そのデータから個人が特定されることはありません。
引用:Apple公式ホームページ

以上のように、iPhoneの画面左上に青い紙飛行機のようなマークが点灯していたとしても、セキュリティ面でも、特に過剰な心配は必要はいりません。

青い紙飛行機マークはiOS15から登場

青い紙飛行機マークは、iOS15から実装されました。

iOS14以前は、iPhoneの画面左上に白い矢印が表示される事で、位置情報通信(GPS)が稼働している事を示していました。

あまり目立つことがない白い矢印マークだったため、存在感はありませんでしたが、青い紙飛行機マークが実装されてからは、白のマークだった以前とは比較にならないほど目立つようになりました。

iPhoneをアップデートした結果、突然、これまで存在しなかった青い紙飛行機マークが出現したため、戸惑ったという声があるのも当然だと言えます。

それでは、なぜiPhoneは位置情報に関する通信を行なっているのでしょうか。

iPhoneで位置情報通信するメリットとは?

iPhoneの画面左上(時刻横)に青いマークが表示されて、位置情報を取得する最大のメリットは、現在地を踏まえた実用的な情報が表示されるようになる点です。

具体的に、位置情報が取得・活用されるのは以下の場合です。

・地図アプリを起動した時
・天気予報アプリで現在地の天気を表示した時
・お店や病院等の情報を調べている時

どのアプリも位置情報がなければ、自分とは全く関係ない場所が表示されるため、実用性が全くないアプリとなってしまいます。

例えば、地図アプリでは、位置情報を取得しない場合、まったく関係ない場所がiPhoneの画面上に表示されます。

天気予報アプリも同様で、位置情報を取得しない場合、全く関係のない地域の天気予報が表示されてしまい、実用性がなくなってしまいます。

飲食店や病院などを検索した時にも、位置情報を取得するからこそ、すぐに足を運ぶことができる、近隣地域のお店を表示させることができるのです。

以上のように、iPhoneが、左上に青い矢印マークを光らせながら、正しく位置情報を取得することで、現在地付近にカスタマイズされた、実用的な情報が自動的に取得されるという、とてもありがたい便利な機能です。

さらに、最近では位置情報がポケモンGOなどのゲームや、カメラ撮影時の場所情報を記録する場合にも位置情報が使用されます。

アプリ会社が位置情報を使用することで、ユーザーの快適性を高めるために、さまざまなアプリに利用されています。

ここまで、位置情報システムの便利な点を解説してきましたが、デメリットはなにかあるのでしょうか?

iPhoneの位置通信にお金はかかるの?金額の確認方法

位置情報を取得することに関しては、特別の追加料金は金額は発生しません。

発生するとすれば、多少の通信量(ギガ消費)です。

もし、自分のiPhoneが位置情報取得によりどれくらいのギガ数が発生しているか興味がある場合、下記の手順で確認ができます。

STEP1
設定をタップします。

STEP2
モバイル通信をタップします。

STEP3
システムサービスをタップします。

STEP4
時間と場所の欄で確認ができます。

注意点としては、位置情報取得に関する通信量消費は微々たるものだとしても、取得した位置情報をベースにして、追加でインターネット通信していくのがiPhoneです。

当然、アプリやインターネット側では、サーバーとの通信が行われており、そのぶんのギガ消費は発生していますので注意しましょう。

青い紙飛行機(青丸の中に白矢印)マークを消したい!消す方法

位置情報取得をしている時に、表示されるのが青い紙飛行機のようなマークですが、このマークを消す方法はあるのでしょうか?

基本的には、位置情報取得はほんの数秒で完了しますので、待っていれば、すぐに自動的に消えるマークです。

しかし、最初から表示させたくない場合、一切位置情報取得をしない設定にすることで、青い紙飛行機のようなマークをまったく表示させないようにすることができます。

注意点としては、位置情報をオフにする場合、現在地に情報が最適化されなくなります。

現在位置に関連した情報が表示されず、いろいろと不便になってしまう可能性がありますので、オフにする場合は、その点を、認識の上、作業を実施していきましょう。

STEP1
設定をタップします。

STEP2
プライバシーをタップします。
 「プライバシー」をタップします。

STEP3
位置情報サービスをタップします。

STEP4
位置情報サービスをオフにします。
位置情報サービスをオフにします。

以上の流れで、位置情報サービスをオフにする事で、二度と青い紙飛行機のようなマークが表示されなくなります。

なお、上記の手順は位置情報サービスの一括で制限する方法です。

また、各アプリごとに個別で位置情報使用を制御することもできます。

STEP1
設定をタップします。

STEP2
プライバシーをタップします。
「プライバシー」をタップします。

STEP3
位置情報サービスをタップします。

STEP4
アプリ一覧から制御したいアプリを選択します。

STEP5
許可しないを選択します。

例えば、怪しいアプリや位置情報を共有したくないアプリなどがある場合には、個別で位置情報利用に関する設定を変更しておきましょう。

位置情報システムに関する注意点

iPhoneのセキュリティはしっかりしているので、勝手に位置情報が流出してしまう可能性はありませんが、自らの操作により位置情報を公開する場合は別です。

例えば、LINE・Twitter・インスタグラムなどでは、投稿に位置情報を記載できるシステムがあります。

これを使用した場合、位置情報の流出ではなく意図的な「公開」にあたります。

位置情報を公開することにより発生するリスクもありますので、不安がある場合、位置情報公開に関する設定内容を確認しておくことをおすすめします。

まとめ

  • iPhoneの画面左上(時刻横)の青い紙飛行機マークは、位置情報(GPS)を取得している時に表示されるマークです。
  • 取得された位置情報(GPS)は、個人が特定されない形で収集されています。SNSなどで自ら位置情報を公開しない限り、流出の心配はありません。
  • 「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」をオフにすることで、青い紙飛行機マークを消すことができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です