サイドボタンを3回押したのに、「アクセスガイドは使用できません」と出る。
何度やっても、うんともすんとも言わない。
調べると、どのサイトにも同じことが書いてあります。
「再起動してください」「専用の復元ソフトを使ってください」。
その前に、確認してほしいことがあります。
いま、ホーム画面でトリプルクリックしていませんか?
アクセスガイドは、ホーム画面からは起動できません。
大事な手順は使いたいアプリを開いた後に、その画面上でトリプルクリックするのが正しい手順です。
この記事では、「アクセスガイドは使用できません」と出る5つの原因を、多い順にご紹介していきます。
最後に、あなたのスマホがなぜアクセスガイドが使用できないとでてしまうのかを特定する自動診断ツールも用意しました。
・アクセスガイドはアプリを開いた状態でないと起動できない(ホーム画面ではNG)
・設定 → アクセシビリティ → アクセスガイド がオフだと、この表示が出る
・スクリーンタイムで制限されていると、設定自体がグレーアウトする
・クイックメモが動いていると起動できない(iOS 16以降)
・復元ソフトは、ほぼ必要ありません
タップできる目次
動画でも解説しています(4分47秒)
文章より、実際の画面を見た方が早い方もいると思います。
筆者が実機のiPhoneを操作しながら、アクセスガイドの設定から解除まで一通り解説した動画です。
特に2分14秒からの「アクセスガイドが動作しない時」は、この記事の内容と直結しています。
うまくいかない方は、そこだけでも見てみてください。
原因1:ホーム画面で起動しようとしている(最多)
まず、ここから確認してください。
アクセスガイドは「このアプリだけを使わせる」機能です。
だから“固定したいアプリを開いた状態”でなければ、そもそも起動する対象がありません。
ホーム画面でトリプルクリックしても、iPhoneは「どのアプリを固定すればいいの?」となり、「アクセスガイドは使用できません」と返してきます。
1. 子どもに使わせたいアプリ(YouTube、ゲームなど)を開く
2. その画面のまま、サイドボタン(ホームボタン)を3回押す
3. 「アクセスガイド」の画面が出たら、右上の開始をタップ


これで起動するなら、故障でも不具合でもありません。
使い方の問題だっただけです。
ここで直った方は、この先を読む必要はありません。
まだ出る方は、原因2へ進んでください。
原因2:アクセスガイド自体がオフになっている
機能そのものがオフだと、当然ながら起動しません。
設定 → アクセシビリティ → 画面下の方のアクセスガイド → オンにする
ここをオンにすると、その下に「パスコード設定」が出てきます。
パスコードを設定していないと、起動できても終了できなくなります。
先に必ず設定しておいてください。Face IDやTouch IDで解除できるようにしておくと、さらに安心です。
なお、「アクセシビリティ」の項目が見当たらない、あるいはタップしても反応しない——そういう場合は、原因3です。
原因3:スクリーンタイムで制限されている
ここが、意外な落とし穴です。
スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」がオンだと、アクセスガイドの設定がグレーアウトして触れなくなります。
心当たりはありませんか。
・会社や学校から支給された端末(管理プロファイルが入っている)
・中古で買った端末に、前の持ち主の制限が残っている
確認方法はこうです。
ここがオンなら、中の項目を確認して、必要な部分を「許可」に変更します
スクリーンタイムのパスコードが分からない場合は、設定した本人(保護者・管理者)に聞くしかありません。
ここでひとつ、大事なことを言います。
スクリーンタイムのパスコードと、アクセスガイドのパスコードは、まったく別物です。
混同している方が非常に多いです。
どちらか一方を変えても、もう一方には影響しません。
原因4:クイックメモが起動している(iOS 16以降)
これは、ほとんど知られていない原因です。
クイックメモ(画面の右下から斜め上にスワイプで出るメモ)が動いていると、アクセスガイドが起動できないことがあります。
画面のどこかにメモが残っていないか、確認してみてください。
出ていたら、いったん閉じてから、もう一度トリプルクリックしてみましょう。
「なぜか今日だけ起動しない」という時は、これを疑ってください。
原因5:iOSの一時的な不具合
ここまで全部試して、それでもダメな場合です。
iOSの大型アップデート直後に、アクセスガイドが反応しなくなる報告は毎回のように出ています。
やることは2つだけです。
音量を上げるボタン → 音量を下げるボタン → サイドボタンを長押し(iPhone 8以降すべて共通)
2. iOSを最新にする
設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
不具合が原因なら、Appleが修正版を出しています。
アップデートせずに放置しているのが、いちばん損です。
【正直に言います】復元ソフトは必要ありません
「アクセスガイド できない」で検索すると、専用ソフトを勧めるページがたくさん出てきます。
正直に言います。アクセスガイドが起動しないだけで、有料の復元ソフトを買う必要は、まずありません。
理由は単純です。
ここまで見てきたとおり、原因のほとんどは「使い方」か「設定」です。
ソフトウェアの故障ではないので、ソフトで直すものが、そもそも存在しません。
むしろ、こうしたツールにはiPhoneを初期化してしまう機能が含まれていることがあります。
アクセスガイドを起動したかっただけなのに、写真もLINEも消えた——それでは本末転倒です。
まずは、この記事の原因1〜5を順番に確認してください。
それで直らないケースは、正直かなり稀です。
補足:サイドボタンが効かない時は、コントロールセンターから
ボタン自体が物理的に効かない、あるいはトリプルクリックがどうしても認識されない。
そんな時は、コントロールセンターからアクセスガイドを起動できます。

コントロールセンターに表示されていない場合は、設定 → コントロールセンター からアクセスガイドを追加してください。
ボタンが壊れていても、この方法なら使えます。
おまけ:アクセスガイドが「終了できない」時は
逆のパターンで困っている方も多いので、書いておきます。
アクセスガイド中の画面から抜けられない。トリプルクリックしても戻れない。
2. パスコードを入力する(Face ID / Touch IDを設定していれば、それでも解除できます)
3. 左上の終了をタップ

パスコードを忘れてしまった場合は、強制再起動を試してください。
再起動後、アクセスガイドが解除された状態で立ち上がることがあります。
それでもダメなら、パソコンに接続して初期化するしかありません。
だからこそ、最初にパスコードをFace ID / Touch IDと紐づけておくことが大事なんです。
【自動診断】あなたが起動できない原因はどれ?
3つ答えるだけで、あなたのケースの原因を特定します。
※iOSのバージョンや管理プロファイルの設定により、表示が異なる場合があります。
よくある質問(FAQ)
- 「アクセスガイドは使用できません」と出るのは故障ですか?
- ほとんどの場合、故障ではありません。最も多いのは、ホーム画面でトリプルクリックしているケースです。アクセスガイドは固定したいアプリを開いた状態でないと起動できません。次に多いのが、設定→アクセシビリティ→アクセスガイドがオフになっているケースです。
- アクセスガイドの設定がグレーアウトして触れません
- スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」で制限されています。設定→スクリーンタイム→コンテンツとプライバシーの制限を確認してください。会社・学校の支給端末や中古端末の場合は、管理プロファイル(設定→一般→VPNとデバイス管理)が原因のことがあり、その場合はご自身では解除できません。
- スクリーンタイムのパスコードと、アクセスガイドのパスコードは同じですか?
- まったく別物です。混同している方が非常に多いのですが、どちらか一方を変更しても、もう一方には影響しません。アクセスガイドのパスコードは、設定→アクセシビリティ→アクセスガイド→パスコード設定で個別に設定します。
- アクセスガイドが終了できません。どうすればいいですか?
- サイドボタン(ホームボタン)を3回押し、パスコードを入力して左上の「終了」をタップします。Face IDやTouch IDを設定していれば、それでも解除できます。パスコードを忘れた場合は強制再起動を試してください。再起動後、解除された状態で立ち上がることがあります。それでもダメな場合はパソコンに接続しての初期化が必要になります。
- アクセスガイドを直すのに、有料の復元ソフトは必要ですか?
- 必要ありません。原因のほとんどは「使い方」か「設定」であり、ソフトウェアの故障ではないため、ソフトで直すものが存在しません。むしろ、こうしたツールにはiPhoneを初期化する機能が含まれていることがあり、写真やLINEのデータを失うリスクがあります。まずは設定と操作手順を確認してください。

