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新型コロナウィルスは、「COVID-19」と記載されている場合もあります。
読み方がわからないと「シーオーブイアイディー・・・」と片言になってしまいすよね。
今回は、新聞・ニュースなどでよく目にする「COVID-19」の読み方、意味、由来などをまとめました。
この記事の概要
・「COVID-19」の正しい読み方を知りたい
・「COVID-19」の意味ってなに
・「COVID-19」はどう理解すればいいの??
タップできる目次
新型コロナウィルス「COVID-19」の読み方とは
まずは結論からお伝えすると「コヴィット・ナインティーン」と読みます。
この名称は、「国際ウイルス分類委員会(ICTV)」によって名付けられました。命名には、2週間以上の時間をかけて慎重に検討を重ねたようです。
通常は、ある程度落ち着いてから発表されるものですが、今回は非公式名称で世間のイメージが固まってしまわないうちに、通常よりも迅速に決定されたようです。
世界保健機関(WHO)は11日、中国を中心に流行している新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19」に決定したと発表した。
https://www.bbc.com/japanese/51470319(BBCニュース)
COVID意味・由来を理解するカギは「分解」にあり
COVIDは、三つの英単語の頭文字をとった新しい造語です。
COVID(コヴィット)の意味を理解するには、以下のように3つの単語に分解しましょう。
2、Vi
3、D
なんの単語の頭文字かわかりますか?
しっかり考えたい方のためにすこし余白をとります。
もう、お気づきの方も多いと思います。
2、 Viは「Virus(ウィルス)」の頭文字
3、 Dは「Disease(ディジーズ)=疾病」の頭文字
つまり、「コロナウィルスによる病」という訳し方をすることができます。
「CoVi」はコロナウィルスを指し、「d」は病気を指しますので、あわせて「コロナウィルス病」と訳すことができます。
末尾の19は、単純に発生年度が2019年度という事を示しています。つまり、意味をそのまま訳すと「2019年度に発生したコロナウィルスによる病」と訳すことができます。
ちなみに、コロナウィルスの発生年度が2020年度であれば「COVID-20」、2021年度であれば「COVID-21」といった具合です。
「COVID-19」ではなく、トランプ大統領は武漢ウィルス(中国ウィルス)と言っていたけれど??
アメリカのトランプ大統領は3月18日の記者会見で「これは、武漢ウィルスだ!正直中国には本当に頭にきている!」と激怒していました。
発生した当初は、日本でも「武漢で発生した新型肺炎」とか「武漢肺炎」という呼び方がされていました。
名指しされた中国当局は、「COVID-19は、アメリカ人が中国から持ってきたんだ!」との論調を発表していました。
ドナルド・トランプ米大統領が新型コロナウイルスを「中国製」と呼び、中国が強く反発している。しかし、中国外務省の報道官は先週、米軍が新型ウイルスを武漢市に持ち込んだとする陰謀論を拡散。
引用元:https://www.bbc.com/japanese/51957422(BBCニュース)
しかし、国際ウイルス分類委員会(ICTV)では地名をつけないのがルールになっているので、今回は「COVID-19」という名称に落ち着いています。
なぜ「COVID-19」に落ち着いたのか?
トランプ大統領が、武漢ウィルス(中国ウィルス)と呼んでいましたが、なぜ「COVID-19」に落ち着いたのでしょうか?
それは、ウィルス命名の決定権をもっている「国際ウイルス分類委員会(ICTV)」のウィルス発生地への配慮が関係しています。
武漢ウィルスにしてしまうと、世界中で「武漢」「中国」に対するネガティブイメージがついてしまいます。
ウィルスの名称で紐づけて覚えられると、現地に住んでいる人たちも不利益を被る可能性があります。
学術的には、永久に消えることのない名称になりますので、ウィルス名称には特定の地名はつかないのです。
(※過去には、エボラやジカなど土地の名前がついたこともありましたが、現在はルールが改訂されています。)
なお、これからのウィルス名称の命名で使ってはいけないと定められているものは、
- 人物の名称
- 動物・食品の名称
- 特定の文化・産業の名称
などには、ウィルスの名前には付けないというルールが策定されています。
例えば、自分の家族が新しいウィルスにかかった時に、「家族の名前-19」という世界的に忌み嫌われるウィルス名を付けられては、いたたまれません。
人権に配慮した素晴らしいガイドラインだと思います。
「COVID-19」と名付けることによる効果とは
今回は「COVID-19」という名称が迅速に定められましたが、具体的な名前を決める意味とはなんでしょうか?
それは、「何を指しているのか共通理解ができる、医者・研究者がターゲットを明確に絞れる」といった多くのメリットがあります。
また、少しでも名付け方をミスしてしまうと名称によって風評被害がでてしまうので、専門家により慎重に名付けられたようです。
「COVID-19」は学術名、新型コロナウィルスで通じます
今回は、COVID-19の意味や読み方についてまとめました。
しかし、NHKニュースや新聞などで「COVID-19」という単語を聞いたことがありません。
それは、「新型コロナウィルス」といったほうが伝わりやすいからです。
あくまで、論文を書いたり、すこし公式の場所で発表などをする場合においてのみ「COVID-19」という名称が使われます。
普通の会話の中で「コヴィット・ナインティーン」というよりも「新型コロナウィルス」という名称を使用する方が適切でしょう。
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ちなみに「コロナ禍」って読めますか??
まとめ
COVID-19の読み方についてのまとめでした。
早く収束してほしいですね!!
「コヴィット」ではなく「コヴィッド」です。
>>お節介焼きさん
コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます(;’∀’)