iPhoneで電話しようとすると「最後の回線が利用できなくなりました。残存する回線で通話しますか?」と表示されるケースがあります。
今回は、なぜこの表示がされるのか、文章の意味・対処方法などについて解説していきます。
目次
「最後の回線が利用できなくなりました…」、どうすればいい?
結論から言うと、そのまま残存回線で通話しますか?で「はい」をタップしてそのまま電話をしてOKです。
そのまま通話しても、通話料金・通話品質も何も変わらず、いつも通り電話ができますので安心してください。
「最後の回線が利用できなくなりました…」、なぜ表示される?
この表示は、SIMカードの誤認が原因であり、メッセージ自体に重要な意味はありません。iPhoneの故障ではなく、一時的なエラーなので、安心してください。
下記画像をご覧ください。
こちらは、物理SIMカード・eSIMカードを併用して、2つの電話番号を保有しているiPhoneに表示される設定画面です。
SIMカードには、物理SIMというiPhoneから抜き差しできるタイプのカードと、eSIM(イーシム)と言ってiPhone本体に内蔵されている取り外し不可の2タイプがあります。
・物理SIM・・自分で抜き差しできるSIMカード
・eSIM・・・内蔵型の取り外し不可のSIMカード
今回の「最後の回線が利用できなくなりました」というメッセージは、物理SIMカードで利用しているにも関わらず、eSIMが入っているとiPhoneが誤認してしまうことで、メッセージが表示されています。
つまり、iPhoneが電話番号が一つしかないのに、二つあると勘違いしている状態と思って頂ければわかりやすいと思います。
「最後の回線が利用できなくなりました…」、いつから表示される?
特にメッセージの表示報告が多いのが、「iOSのアップデート後」「iPhoneの機種変更後」「契約キャリア変更後」などです。
おそらく、この記事をご覧の方も最近いずれかの手続きをした方が多いのではないでしょうか?
なお、メッセージ自体にはまったく影響がないといっても、毎回表示されると少し面倒ですよね。
もし、メッセージが頻繁に表示されて困っている場合には、以下の対処方法でメッセージを消すことができます。
「最後の回線が利用できなくなりました」、消し方/対処方法
下記の手順で、着信履歴をすべて削除することで表示されなくなります。
STEP1
履歴を表示します。
STEP2
画面右上の編集をタップします。
STEP3
画面左上の消去をタップします。
STEP4
すべての履歴を消去をタップします。
以上の手順で次回からは、表示されなくなります。
実際に複数回線を保有している場合
もし、履歴をすべて削除しているにも関わらず、メッセージが表示される場合は、実際に複数回線を保有しているケースが多いです。
その場合、明確な主回線を設定してあげることで表示されなくなります。
主回線の設定は、連絡先情報から実施します。
(※番号が2つない場合は表示されませんので、ご注意ください。)
STEP1
メッセージが表示された相手の連絡先を表示します。
STEP2
画面右上の編集をタップします。
STEP3
フリガナ項目の下にある「優先する回線」の項目をタップします。
STEP4
実際に使用したい、主回線を選択します。
設定完了後には再起動しましょう。
最後に設定を反映させるために再起動を実施しましょう。
FaceIDのモデル、iPhone8、iPhoneSE(第二世代)
- 音量を上げるボタンを押します。
- 音量を下げるボタンを押します。
- サイドボタンを押さえたままにします。
- Appleロゴが表示されたら、ボタンを放します。
FaceIDのモデル、iPhone8、iPhoneSE(第二世代)の場合は、「タン・タン・タン(最後は押したまま)」とリズムよく3つのボタンを順番に押していくことで強制再起動をすることができます。
電源を切るのスライドがでても、無視してサイドボタンを押し続けましょう。
iPhone7
- 音量を下げるボタンとサイドボタンを長押しします。
- Appleロゴが表示されたら、ボタンを放します。
iPhone7以前のモデル
- 電源ボタンとホームボタンを長押しします。
- Appleロゴが表示されたら、ボタンを放します。
以上、「最後の回線が利用できなくなりました」は無視でOK!意味と対処方法を解説でした。