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iPhoneには、撮影した動画を早送り再生できるタイムラプスという機能が搭載されています。
カメラアイコンをタップして、ファインダー画面になったところで画面を左にスワイプすることで、タイムラプスモードに変更することができます。
今回はタイムラプス撮影後の、速度および時間設定は変更できるのかという点について解説していきます。
タップできる目次
タイムラプスに必要な設定とは??
タイムラプスの詳細を設定することはできません。
すべて、Appleが推奨するデフォルトの設定に基づいて編集が行われます。逆に言うと、ユーザー側で細かく設定ができない分、設定ミスなどにより意図しない完成物になることは回避できます。
常にAppleがおすすめする最適な形でタイムラプスが使用できるとも言えます。
使った方がいい機材
三脚
タイムラプスは、主に定点カメラとして利用されることが多いです。
例えば、日が昇る・日が沈むシーン、人の往来を撮影するシーンなどです。
タイムラプスを撮影するうえで、最も注意したいのが「手ブレ」です。長時間にわたって定点撮影したものを、超早送りにできる機能のため、手振れがあると、完成物がぶれてしまいます。
また、多少の「手ブレ」があってもいいと思っていても、長い時間にわたりiPhoneを持ちながら自分の手を固定し続けるのも、辛い状況になってしまいます。
しっかり三脚で固定することにより、両手が使えますし、余計な体力を使わずに綺麗なタイムラプス動画に仕上げることができます。
予備電源
長時間にわたりiPhoneでタイムラプス撮影を行う場合の注意点は、バッテリー持ちです。
タイムラプス撮影は、普通に動画撮影を行っており、最後にiPhoneが適切な画像をピックアップして編集処理を行います。
従って、撮影中も・撮影後も常にiPhoneはCPUがフル稼働しています。長時間の撮影の場合は、撮影後もかなりの時間を処理待ちする必要があるため、途中で電源が落ちてしまうと、せっかく撮影した動画が一気に飛んでしまいます。
簡単なタイムラプス撮影の場合は、不要かもしれませんが、何時間にもわたるものを撮影する場合には、かならず予備電源を用意しておきましょう。
iPhoneのタイムラプス、圧縮される時間とは
撮影した動画を超早送り再生できるのが、タイムラプスの魅力です。
それでは、どのくらいの時間撮影すれば、どの程度の圧縮されるのでしょうか??
タイムラプスで1分間撮影した場合
タイムラプスモードで1分以上撮影した場合は、約4秒にまとめられます。
タイムラプスで5分以上撮影した場合
タイムラプスモードで5分以上撮影した場合は、約20秒にまとめられます。
タイムラプスで30分以上撮影した場合
タイムラプスモードで30分以上撮影した場合は、約30秒にまとめられます。
撮影したタイムラプス動画をゆっくり再生する方法はこちらが参考になります。
長時間撮影しても再生時間は変わりません。
結論から言うと、タイムラプスの再生時間は30秒以上にはなりません。
例えば、24時間休まずタイムラプスで撮影しても30秒となります(24時間撮影はバッテリーが熱を持ちすぎて)。
デフォルトの設定・画素数/Fpsとは
タイムラプスでは、iPhoneが自動で適切な動画に圧縮編集をしてくれます。
解像度・1080×1920となり、Fpsは動画の長さに応じて適宜変更となります。
タイムラプスの速さ・間隔は変えられる??
iPhoneの本体にタイムラプスの細かな設定をできる画面はありません。
従って、編集速度・ピックアップするコマおよび間隔はすべてiPhoneにお任せという事になります。
長時間のタイムラプス撮影した後に、自分自身で細かな設定をしたくても、できない仕様となっていますのでしっかり把握しておきましょう。
タイムラプス撮影の注意点!実質、何時間分まで撮影可能??
iPhoneのタイムラプスに時間の上限はありません。
ただし、バッテリー・およびメモリなどの物理的な面での限界値はあると考えられます。具体的な注意点についてまとめていきます。
バッテリーの熱の問題
タイムラプス撮影は、iPhoneのCPUにも大きな負担がかかります。
撮影中にiPhoneのバッテリーを触ってみるとわかるのですが、とても本体の背面が熱くなります。
iPhoneのバッテリーは、熱にとても弱いので過剰に熱を発生させる長時間のタイムラプス撮影は、iPhoneの寿命を縮めてしまう可能性があります。
処理メモリの問題
タイムラプスは、撮影したすべての動画のコマからiPhoneがピックアップ処理を行います。
従って、長時間の撮影になるほど、iPhoneが内部で処理を行う項目が増えてしまうのです。
その際、処理メモリが不足してしまうと作業が完了する前にフリーズして処理落ちしてしまう危険性があります。
特に、メモリが少ない旧型のiPhoneだと、メモリ不足により処理落ちするリスクがありますので、あまり長い時間の撮影はしない方がいいかもしれません。
容量ストレージの問題
タイムラプスの撮影には、最低でも150MB程度の空き容量が必要です。
1024MBで1GBとなりますので、本来の保存容量としてはあまり影響がないかもしれません。
しかし、いつもiPhoneのストレージが不足気味で、何かを消しながら使用している場合には、タイムラプス自体が起動できなくなってしまう可能性があります。
その場合は、無料・無制限で保管できるGooglePhotosなどに写真をコピーすることで本体容量をあけることができます。
まとめ
iPhoneのタイムラプスモードは、速度も秒数も、あらかじめAppleで定めた設定以外に変更することはできません。
また、自由に自分で編集することもできません。その分、タイムラプスモードが誤った設定になることはありませんので、安心して使えるというメリットもあります。