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衝撃のニュースを目にしました。
DocomoでiPhoneXRが7万円近くも値下げされるというニュースです。9万以上のiPhoneが、2万円代で購入できるとなると話題性が高くなるのは分かりますね。
確かにAppleでは、iPhoneXRの製造会社に「売れていない、もう作るな!」という減産を指示しているという情報もありましたが、まだ発売して間もないiPhoneXRを7万近くも値引きをするなんて、それほどまでに売れていないのでしょうか。
しかし、よく調べてみると7万値引き報道の裏には、消費者の印象を操作する巧妙なトリックが隠されていたのです。
値引き前にiPhoneXRを買ってしまったと絶望している方にも是非読んでいただきたい内容となっています。
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購入者も絶望するなかれiPhoneXR大幅値引きの巧妙な仕組み
今回のiPhoneXRの値引きを実現させているのは「端末購入サポート・iPhoneデビュー割・ドコモオンラインショップ限定特典」というものです。
端末購入サポートは2年契約を条件に58,968円の割引、iPhoneデビュー割で8,424円割引、ドコモオンラインショップ限定割引5,184円割引、3つの割引合計72,576円の割引になります。
値引額を計算していくと98,496円から72,576円が割り引かれて、形式的には「7万超の大幅値引き!!」という強烈なインパクトを残す文面となります。
さて、確かにここまでは安くなっているのは理解できますが、重要なポイントはここではありません。
【最大注目ポイント】通信料割引(月々サポート)が消失しているので、そこまで安くならない
これまでは端末購入する場合には、高額な端末代金を補う為に月々の割引(月々サポート)が設定されていました。
プラス分で月々4,104円払うけれど、そのぶんマイナス分として月々2,457円値引き還元されるので、実質1,657円になるという仕組みだったのです。
値引き前のiPhoneXRであれば98,496円を24回払いにして、毎月4,104円となりますが、docomoから2,457円の24回分の値引きもセットで適用されますので、差し引きして実質1,647円で購入できるという仕組みです。
これまでの携帯業界は、プラス分・マイナス分を上手に使って最終請求額を調整していたのです。
今回のdocomoの値引き報道は、プラス分・マイナス分という調整をかけずに、最初からプラス分をさげてマイナス分を消すことによって安く見せているという事になります。
iPhoneXRの値引きシステムを分かりやすく
今回の値引きの仕組みを物語風にまとめさせていただきます。子供がお父さんにiPhoneをおねだりするストーリーとして分かりやすく仕上げています。
【物語スタート】
どうしてもiPhoneXRが欲しい男の子がいました。
しかし、男の子は98,496円という大金を持っていませんので、お父さんにおねだりしたのです。すると、お父さんはお金を貸してあげるから、毎月すこしずつお金を返しなさいという事で話がつきました。
そして、男の子はお父さんに毎月4,104円を24回で返済していく事でiPhoneXRを手にしたのです。しかし、毎月4,104円も払うとお小遣いがなくなると心配したお母さんが毎月2,457円をそっと渡してくれていたのです。
そうすると、毎月男の子がお父さんに払っているのは毎月4,104円ですが、お母さんが毎月2,457円をそっと渡してくれるので、男の子の出費は差し引き毎月1.647円となっていたのです。
そして、今回の大幅値下げ報道では月々のサポートがなくなりますので、次のようなストーリーに変わります。