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この記事では、新型コロナウィルス関連のニュースでよく目にする「コロナ禍」という単語の読み方・意味などについて解説していきます。
この記事の概要
・「コロナ禍」の正しい読み方・意味を知りたい
・「コロナ鍋」「コロナ渦」ってなに??
・「禍」はどういう使い方をすればいいか知りたい
タップできる目次
「コロナ禍」の正しい読み方
早速結論ですが、コロナ禍は「コロナか」と読みます。
「禍」という漢字の意味とは
禍という漢字の意味を理解するには、訓読みから音読みに変換して考えると理解が早まります。
訓読みの場合:「か」と読みますが、音読みの場合:「わざわい」と読むことができます。
「わざわい」の意味とは、「喜ばしくないできごと」「不幸をひきおこす」など、マイナスな出来事を表す場合に使われる漢字です。
つまり、コロナ禍とは「コロナウィルスによってもたらされる不幸」と要約することができます。
・コロナ禍によって売り上げ減少
・コロナ禍により給料激減
・コロナ禍の影響で大量リストラ
試しに、ヤフーニュースで「コロナ禍」と入力すると、喜ばしくないマイナスのニュースばかりざくざくでてきます。
コロナ鍋(なべ)、コロナ渦(うず)の読み方は間違いです。
ネット上には、コロナ鍋(なべ)という読み方をしている人もいました。なんだか、一気に暖かい雰囲気になりますが、コロナ鍋という読み方ではありません。
コロナ鍋たべたい
— Ω島 (@ome_shima) April 6, 2020
ネット上には、コロナ渦(うず)という読み方をしている人もいました。たしかに、渦のように人を飲み込んでいますがコロナ渦(うず)でもありません。
新型コロナ渦があろうとあるまいと、2020年東京五輪は、私にとって7年前のブエノスアイレスにおける一夜の興奮のみを以てすべて完了している。
— 古谷経衡@長編小説【愛国商売】(小学館)発売中! (@aniotahosyu) February 25, 2020
「コロナ渦(うず)派→ガチ勢」、「コロナ鍋(なべ)派→ジョーク勢」
今回、コロナ鍋についてネット上でリサーチをかけてみた結果、面白いことが判明しました。
コロナ渦(うず)と書いてしまっている人は、割とまじめな長文を投稿している傾向がありました。仕事・社会・経済など、知的な文章を投稿していました。
コロナ鍋(なべ)と書いている人は、周囲を明るくするネタとして投稿していました。
詳しくは、ツイッターなどで検索してみると顕著にわかりますので、ぜひトライしてみてください。
なぜ、禍(か)、鍋(なべ)、渦(うず)を混同してしまうのか。
この三つの漢字の読み方が混ざってしまう理由は、漢字の左側の部首のみが違っており、つくりの部分が共通ということです。
鍋(なべ) 部首:かねへん
渦(うず) 部首:さんずい
たしかに、よく見てみるととても似ていることがわかります。
漢字で部首のみ違うだけでここまで読み方意味が変わってくるのは驚きです。
それでは、さきほど「禍」は「わざわい」と読むと書きましたが、私たちが日ごろ使用する「災い」とはどう違うのでしょうか?
「禍(わざわい)」と「災(わざわ)い」の違いとは
わざわいという単語を聞いて、真っ先に思い浮かぶ漢字は「災い」の方だと思います。
禍い・災いはどう違うのかについて、解説していきます。
禍い・・・人為的な努力で防げる余地がある事象
以上のことから、新型コロナウィルスに関しては、天災にはあたらないので「禍」が用いられています。
ただし、「口は災いのもと」と言ったように、人が生み出すものであっても「災(わざわい)」が使われている文章も多く存在しています。
間違いでありませんし、社会の中でも広く浸透もしていますので、特に恥をかくこともありません。
例えば、子供から違いを聞かれた時など、厳密な違いを判断する場合にのみ、「天災」か「人為的な努力で防げる余地があるか」を基準にして考えるのがおすすめです。
読者の方はお気づきだと思いますが、厳密にいうと「口は禍のもと」が正解となります。
音読み;「禍(わざわ)い」の送り仮名とは
禍(わざわい)には、送り仮名の「い」がある文章・ない文章が存在しています。
様々な辞書・辞典を調べましたが、「禍(わざわい)」と送り仮名なしでも「わざわい」と読んでいるものもあれば、「禍い」と送り仮名の「い」をつけているものもありました。
結論、送り仮名に関しては、こちらが正解だというものがないようです。
送り仮名があっても、なくても正解だと言えますが、もし音読みする場合には、送り仮名をつけた方が読み手には伝わりやすいしれません。
「禍」の他の読み方とは
禍は「わざわい」の他にも、「まが」と読むことができます。
「まが」という読み方で使用する場合は、二つ並べて「禍々(まがまが)しい」という使い方がされることが多いです。
これは「不吉だ」「嫌なことが起こりそうな予感がする」など、マイナスな意味で使われます。
マンガやRPGゲームなどでも、たまに目にすることがありますが、普段の日常生活ではほとんど使う機会はないと思います。
禍をつかった勇気づけられる文章
コロナウィルスで大変な時期ですが、コロナ禍に負けず気分をあげるための慣用句を紹介して終わりにします。
・禍転じて福となす(わざわいてんじてふくとなす)
マイナスな出来事を教訓として、プラスに変えるという意味。
ついでに「COVID-19」って読み方も覚えちゃいましょう!
「COVID-19」の正しい読み方とは(名称の意味・由来を解説します)【新型コロナウィルス】
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