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iOS搭載端末で最も性能がいい(計測スコア)がいいデバイスが発表されました。発表元は世界中のベンチマーク数値を集計しているANTUTUが公表しました。
iOS端末は、iPhone・iPadが対象です。計測は、計測された最速値ではなく1000回以上計測されたデータの平均値となっています。
スコア | 端末ごとの平均速度 |
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データ収集期間 | 2019年3月1日~3月31日まで |
データ量 | 1モデルあたり1000計測以上 |
データソース | Antutu Benchmark V7 |
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第1位はiPad Pro2018(11-inch)、スコアは”548449”
iOS端末の中で、最も処理性能にすぐれていたのは「iPad Pro2018(11-inch)」で、スコアは”548449”でした。
iPad Pro2018(11-inch)は、A12X Bionicチップセットを搭載、CPUは8コア、GPUは7コア、そして補助チップとした最先端のニューラルエンジンを搭載、Appleの技術を詰め込んだ製品といえます。
なお、第2位には同じチップセットで構成されたiPadPro2018(12.9-inch)、第3位には第5世代のiPad Mini 2019がランクインしています。
iPad Mini 2019は、iPadMini4のチップセットを刷新してA12Bionicチップを搭載、Apple Pencilに対応して再発売された機種となっており、本体サイズは小型ながら堂々のランクインとなっています。
2019年4月現在、iOSの中で最も優れた性能を発揮するのはA12X Bionicチップということが裏付けられています。
スマホの最速はiphoneXS(A12Bionic)
スマホの最速スコアはiPhoneXSで、スコアは”355956”です。
上位3位はすべてタブレット端末が独占していましたが、iOSスマホでの最速はiPhoneXSとなりました。僅差で4位iPhoneXsMAX(355309)、5位にiPhoneXR(345894)がランクインしています。
なお、3位~5位はすべて同じチップセットを搭載しているため、ANTUTUスコアも10000以内の僅かな差に収まっています。
ただ、ベストスコアを叩き出したiPad Pro2018(11インチ)モデルと比較すると、192493もの差がうまれ、処理性能は大幅に劣る形となっています。
iPad Pro2018(11-inch) | iPhoneXS | 差分 | |
ANTUTUスコア | 548449 | 355956 | 192493 |
iPadの処理速度の上がった先に見えるものとは
今回は、iPad Pro2018(11-inch)とiPad Pro2018(12.9-inch)の飛び抜けた性能が強く印象に残る結果となりました。
スマホ最速とのiPhoneXSとも大きく差が開く結果となりましたが、これはiPhoneXSの性能が悪いわけではなく、iPadProの性能が飛び抜けていると解釈したほうが正しいでしょう。
Appleとしては、iPadなどのタブレット端末があればパソコンは不要になるということを、発売イベントでもPRしており、実現にむけて動き出しているということを裏付ける数値となっています。
すでに、現在の時点でも起動に時間のかかる古いノートパソコンよりはだいぶ優れた性能になっているということが言えるでしょう。これまではパソコンでしか使えなかったソフトのiPad対応や、iPad初のマウス対応などの話も浮上しており、今後iPadの新たな可能性が広がっていきそうです。
iPhoneXSとAndroid端末との比較もしてみる
さて、iOS搭載のスマホ端末で最速のiPhoneXSですが、Androidの最速端末と比較すると優劣はどうなのでしょうか?
同じ期間に集計された以下のデータを参照してみます。
結論から言うと、Android端末の上位とiPhoneXSの処理性能はほぼ同等のレベルといえます。Andoroid部門で1位はMi9(371423)、2位にSamusung S10(358845)、第3位にvivo iQOO Monster(356004)がランクインしています。
もし、AndroidランキングにiPhoneXSを当てはめた場合、僅差の第3位となります。Androidランキングは、HUAWEI・Samusungの機種がとても多くランクインしています。
ただ、スマホの快適さはCPUの処理性能だけでなく、セキュリティの堅牢さ、動作のスムーズさ、安定感なども大きく影響してくるため、一概にスコアが高いから良いスマホとは言い切れません。
iPhone選びで重要なのは”スコアの高い・低い”でなく自分にあったスマホを選ぶこと
さて、2019年現在のベストスコアをまとめて見ましたがいかがだったでしょうか?
iPhoneの性能もどんどん進化しており、今年度発売予定のiPhoneⅪ(仮称)では確実に高いスコアを出してくるでしょう。
ただ、スマホを選ぶ際に大切にしておきたいのは「スコアの高い・低い」ではなく、”自分の使い方にあっているかどうか”で選ぶことが重要だと言えます。
メールと天気予報しか見ないのに、超ハイスペックな端末を選ぶのはもったいないですし、CPUをフルで使う3Dゲームをやりたいのにスコアが低い端末ではパワー不足を感じてしまうかもしれません。
自分の使い方にあった端末を選ぶことで快適なスマホライフを楽しみましょう。