【解決】「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です」の原因と対処法

iPhoneでネット閲覧中に「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です。」と表示されてしまったという報告があがっています。

もし、表示されている事が本当で、iPhoneが過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けて攻撃をされてしまっているのであれば、早急に対策が必要です。

その場合、どのように対処するのが正解なのでしょうか?

今回は、この問題を無事に解決することができましたので、同じような表示がされて困っている人の為に備忘録として残しておきます。

「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です。」の結論

まずは結論から言うと、このメッセージが表示された場合でも、iPhoneは何の攻撃も受けておらず、特に異常は発生していません。

あなたのiPhoneはいたって正常な状態なので、安心してください。

それでは、なぜ正常なiPhoneにこのような警告メッセージが表示されるのでしょうか?

メッセージのねらい

【解決】「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です」の原因と対処法

正常なiPhoneになぜこのような警告メッセージが表示されたのか、不安に思われている方もいると思います。

実はこのメッセージの送信元は、表示させた警告により、今まさに感じているその不安な気持ちをつくりだし、冷静な判断能力を奪うことを目的としてるのです。

そして、最終的な目的は特定のアプリをインストールさせることです。

今回表示させた警告によりアプリがインストールされれば、見返りとしてアプリ提供元から、金銭が受け取れる仕組みがあり、金銭的な見返りのために、無用な警告画面を作り出して、ユーザーにアプリをインストールさせようとしています。

嘘の画面で不安を煽ってアプリをインストールさせるなんて絶対許せないですよね!!

それでは、どのように行動すれば相手に付け込まれずに、この警告を安全にやり過ごすことができるのでしょうか?

答えは簡単です。

「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です。」の対処方法

この警告メッセージが表示された場合には、ポップアップの閉じるなどは一切触らず、ブラウザとタブを閉じることで解決することができます。

ブラウザの閉じ方は以下の通りです。

・画面右下の四角が重なったマークをタップする。
・画面にタブ一覧が重なって表示される。
・詐欺メッセージが表示されているタブの左上にある「✕」をタップする。

繰返しになりますが、画面に表示されているポップアップには一切触らないのが大事なポイントです。

ポップアップには、巧妙に細工が施されています。

従って、「閉じる」と表示されていても、閉じるという動作がされたなかったり、「✕」を押しても、次の詐欺ページへのリンクにつながっていたりします。

ポップアップがでてきたら、画面の表示は完全に無視して、ブラウザごと、タブごと削除することが大切です。

もし、指示に従ってインストールしまった場合

もし、警告メッセージの指示通りに画面を進めてしまい、不要なアプリをインストールしてしまった場合には、インストールしたアプリを早急に削除しましょう。

最近、インストールされたアプリであれば、ホーム画面の一番最後の壁紙ページの、最後尾に追加されていることが多いです。

もし、最終ページの最後尾になければ、ホーム画面のアプリ全体を見渡し、見覚えのないアイコンがないかを、くまなくチェックしておきましょう。

サブスクリプションもチェック

そして、サブスクリプションされていないかも確認が必要です。

サブスクリプションは定期契約のことで、毎月お金がひきおとされてしまいます。

サブスクリプションの有無は下記の手順で確認することが出来ます。

「設定」>「Appleアカウント」>「サブスクリプション」

このサブスクリプションの一覧の中に、見覚えのないアプリや怪しいアプリが表示されていたら、タップしてすぐに解約をおこなうようにしましょう。

課金開始されていた場合

もし警告メッセージにより、必要のないアプリを有料でインストールしてしまった場合、返金申請を忘れずにおこないましょう。

返金申請は下記の手順でおこなうことができます。

1. reportaproblem.apple.com にアクセスします。
2. Apple ID とパスワードでサインインします。
3. 返金手続きをしたいアイテムの横に「報告」または「問題を報告」ボタンが表示される場合は、そのボタンをクリックします。
4. ページ上に表示される指示にそって返金の申請理由を選択し、リクエストを送信します。

理由を求められた場合には、「画面の警告メッセージにだまされて、インストールしてしまった」と記載しましょう。
AppStoreでは、このような事実とは異なった警告メッセージによりアプリをインストールさせる行為は禁止しています。

ユーザーの意図に反してインストールされたものであれば、適切に返金対応に応じてもらうことができます。

「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です。」の予防策

こちらのメッセージが表示された場合、何の問題もないとは言え、少なからず不安を感じたと思います。

そこでこのメッセージが表示されたことをきっかけに、iPhoneのセキュリティ状態をチェックして、本当にウィルスに感染してしまわないよう、セキュリティ体制を整えておくことをおすすめします。

ソフトウェアップデート

iPhoneのソフトウェアバージョンが最新版ではない場合、セキュリティも最新のウィルスに対応しきれていません。

「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」

の作業を行い、必ず最新のソフトウェアで利用できているかをチェックしておきましょう。

ソフトウェアアップデートでは、日々ユーザーからのフィードバックに応じて、様々な更新がおこなわれています。

当然、今回のような詐欺の警告メッセージに対してのセキュリティ向上も目的のひとつです。

今回の
「お使いのiPhoneは過去24時間以内に未知のソースによる攻撃を(26)回受けており、早急な対応が必要です。」以外にも、メッセージを変えて、次から次へと警告画面は作られています。

同じような不安を感じないためにもセキュリティアップデートをおこない、適切にたいさくしておきましょう。

Safariの設定の見直し

Safariブラウザの設定を見直すことでも、ウィルス感染などの対応をすることができます。
「設定」>「Safari」>「ポップアップブロック」

ポップアップブロックとは、今回表示されたメッセージのような形式で、通常の画面外にメッセージを表示させる仕組みを防ぐ機能のことです。

ポップアップブロックをONにしておけば、同じような手口のメッセージ自体が今後表示されなくなりますので、ONにしておくことがおすすめです。

なお、ポップアップブロックをONにするデメリットはほぼありません。

最近のWebサイトはポップアップで表示される項目はありません。もし、どうしてもポップアップでの作業が必要な場合には、一旦必要な作業が終わるまで、一時的にポップアップブロックをオフにすればいいだけです。

実際のところ、ポップアップがどうしても必要な場合というのは、かなり珍しいケースですので、ポップアップに関しては日頃からONにしておくことがおすすめです。

アプリをインストールしても大丈夫!

なお、今回の詐欺の警告メッセージに従って、特定のアプリをインストールしてしまった場合でも、インストールしたアプリの削除、サブスクの解除をおこなっておけば、大丈夫です。

iPhoneには、サンドブロック構造と言って、ひとつのアプリは、別のアプリには浸食できない仕組みになっています。

つまり、今回のアプリのインストールによって、電話帳が盗まれたり、個人情報が流出したという可能性はありません。

対策としては、、今後、似たようなメッセージが表示されてしまわないよう、ソフトウェアアップデート、Safariのポップアップブロック設定だけは忘れずにおこなうことをおすすめします。

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