iCloud(アイクラウド)って何ができるの?【iPhoneとiCloudの関係とは】

今日は、iCloudとは何かについて解説していきます。

まずは結論から言うと、iCloudとは、インターネット上にある、データの貸倉庫のことです。

それでは、なぜ、Appleはインターネット上に貸倉庫であるiCloudというものをつくったのでしょうか。

今回は、iCloudの意味、役割について、3つのポイントにまとめてで分かりやすく解説していきます。

iCloudという言葉は知ってるけど、いまいちピンとこないという方は、ぜひご覧ください。

iCloudのポイント1 「データをつなぐ(共有する)」

まずはiCloudの1つ目のポイントは、“データをつなぐ”機能です。

iCloudがあれば、複数のデバイス同士で、常に最新データを共有しあいながら、使用することができます。

これは、データの倉庫であるiCloudがデータ管理の扇の要なっているため、実現できる機能です。

例えば、

  • iPhoneで撮影した写真を、iPadでも見る
  • iPhoneで登録した電話帳を、iPadでも確認する。
  • iPadで作成したメモを、iPhoneで閲覧編集する。

など、つねにAppleデバイス間のデータがいつでも最新の状態になるように調整を自動で行ってくれます。

複数のApppleデバイスを保有している場合、iCloudの同一グループにログインしているデバイス間のデータのズレを発生させることなく、どのデバイスもリアルタイムで最新の状態で利用することができます。

iCloudの”つなぐ”がピンとこない

そして、iCloudの“データををつなぐ機能”がいまいちピンとこないという場合には、iCloudがない状態を想像してみると、わかりやすいと思います。

iCloudがない場合は、データは各デバイス毎に個別で手動管理しなければいけません。

例えば、新しい連絡先の登録が必要になり、すべてのデバイスでのデータを一致させたるためには、2つのデバイスがあるなら2回、3つのデバイスがあるなら3回の電話帳登録行わなう必要があります。

自動ではデータ調整されませんので、各デバイスの電話帳データにズレが生じてしまいます

しかし、iCloudがあれば、連携されているうちひとつのデバイスが電話帳登録を行えば、すべてのデバイスに最新の電話帳データが自動反映されるため、デバイス間でのデータ調整の手間をなくすることができます。

iCloudで共有させたいデータは選択できる

そして、iCloudのデバイス間でつなぐことができるデータは、「設定」>「Appleアカウント」>「iCloud」の順で、タップしていくと確認することができます。

STEP1
iCloudで共有させたいデータは選択できる1
STEP2
iCloudで共有させたいデータは選択できる2
STEP3
iCloudで共有させたいデータは選択できる3
STEP4
iCloudで共有させたいデータは選択できる4

もし、デバイス間で連携させなくてもいい項目があれば、iCloudの項目設定において共有が不要な項目だけをオフにすることによって、自動共有をストップさせることができます。

iPhone1台しかない場合のiCloudの役割とは

ただ、データをつなぐ機能といっても、複数デバイスを保有していないiPhoneユーザーの方もたくさんいると思います。

その場合、そもそもデータを連携させるべき複数のデバイスがないから、iCloudの“つなぐ機能”意味がないのでは?という疑問を持った方もいると思います。

しかし、AppleデバイスをiPhone1台しか持っていない場合でもiCloudには大きなメリットがあります。

それが次のポイントです。

iCloudのポイント2 「iPhoneのデータを保管して守る」

iCloudの大きなメリットが2つ目のポイント “データを保管して守る機能”です。

iCloudの倉庫には、自分のiPhoneにあるデータをそのままコピーして置いておくことができます。これは一般的に、バックアップと呼ばれる機能です。

iCloud上にデータのバックアップがあれば、万が一iPhoneをなくしてしまった・壊れてしまいデータが見られなくなってしまった場合でも、iCloudに保管されているバックアップデータを活用して、もとの状態に戻すことができます。

バックアップ機能は、iCloudのバックアップという部分をONにするだけで、実行することができます。

そして、さきほど1つめのポイントでご紹介したデータを繋ぐ機能は、iPhoneを1台しか持っていない方でも、ぜひONにしておくのがおすすめです。

その理由は、「データの保護」です。 

繋ぐ機能がONになっているデータは、データの貸倉庫であるiCloud上にいつでもリアルタイム保管されています。

例え、他の端末に共有されることはなくとも、iCloudにはしっかり保管されています。

保管されたデータはiCloudにログインするだけで、自動的に新しいデバイスにデータ反映させることができます。

つまり、繋ぐの機能は、複数デバイスを保有していなくても、簡易的なバックアップの意味合いをふくめて、活用することができます。

iPhoneが1台しかない場合だからこそ、紛失してしまうと全てのデータが消失するリスクがたかくなってしまいます。

万が一に備えて、データの保護体制をiCloudを活用して整えておきましょう。

iCloudのポイント3 “iCloudグループ内の別のiPhoneを遠隔操作で探す”

iCloudグループ内の別のiPhoneを遠隔操作で探す

3つ目のポイントは、遠隔操作により”さがす”機能です。

同じiCloudに属しているデバイスは、GPSを活用して、それぞれの現在位置を確認することができます。

さらに、探すアプリでは位置情報を確認するだけではなく、見つけ出したり、データを保護するための遠隔操作も可能です。

例えば、遠隔操作によってどこにあるかわからなくなったiPhoneの音を鳴らす機能があります。この機能は、近くにあるはずだけど、まったく見つけられない場合などに、とても役に立ちます。

通常、iPhoneが見当たらない場合は、電話をかけもらって探す人が多いと思いますが、マナーモードになっていたりすると、気づかない場合もあります。

しかし、このiCloudの探す機能で音を鳴らした場合は、マナーモードは関係なく、音が鳴りますので、見つけ出すのはとても役立つ機能です。

2つ目にできる遠隔操作は、遠隔ロック・データ消去の機能です。

例えば、iPhoneの位置情報から推察して、盗難された可能性が高い場合には、探すアプリから遠隔操作でデバイスをロックすることができます。

探すからロックをかけると、iPhoneに登録されているAppleIDとパスワードを入力しなければロック解除することはできません。

IDとパスワードを手書きして本体にシールでも貼っていない限りは、ロックが突破される可能性は限りなく0%です。

過去にFBIが、犯人のiPhoneロックの解除を試みましたが、結局失敗におわっています。FBIでもできないiPhoneのロック解除を、普通の人々が実施するのは、ほぼ不可能です。

また、最悪の場合には、遠隔でデータ消去をおこなうことができます。最終手段ですが、いざとなった場合には、実行できるということだけ覚えておきましょう。

この、探すという位置情報を共有したり、遠隔操作する機能は「iCloudの探すをONにしておけば、無料で使用することができます。

探すをONにするデメリットは一切ありませんので、iCloudにログインしたら、一緒に探すをONにしておくことをおすすめします。

まとめ

以上、iCloudを語るうえで重要な三つのポイント

  • デバイス同士のデータを 「つなぐ」
  • バックアップによりデータを 「まもる」
  • 同じiCloudグループのデバイス 「さがす」

というもの3つが重要なポイントです。

iCloudを、上手に活用して快適なiPhoneライフを送っていきましょう。

次回は、iCloudに課金すべきかをご紹介していきたいと思います。

iCloudの容量は購入すべき? →結論、購入不要です。

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