iPhoneXRは買う価値があるかを検証!価格面・性能面(スペック)・カメラ性能などを徹底比較。

iPhoneXRは買う価値があるかを検証!価格面・性能面(スペック)・カメラ性能などを徹底比較。

iPhoneXRがiPhoneXSと異なるポイント「防水性能」

iPhoneXRの防水性能は、水深1mの水の中で30分の操作に耐えらえれるIP67等級、それに対してiPhoneXSは、水面下でずっと使用できるIP68等級となっています。

ただ、水没に関してはメーカー保証対象外となっており、積極的に水場にiPhoneをもっていくのはあまり得策ではありません。

積極的に水回りでiPhoneを使いたいというユーザーにとっては、iPhoneXSのほうが安心です。

しかし、防水性能を「緊急時の保護用」と考えているユーザーにとっては、iPhoneXRのIP67等級でも十分すぎる防水性能という事ができます。

どの程度、水回りで積極的にiPhoneを使っていきたいかという事も判断のポイントのひとつになりそうです。

iPhoneXRがiPhoneXSと異なるポイント「価格」

廉価版と言われているiPhoneXRですが、実際どのくらい値段が違うのでしょうか。

Appleでの価格を見ていきたいと思います。

iPhoneXR 64GB:¥84,800 (税別)
iPhoneXs 64GB:¥112,800 (税別)、
iPhoneXsMax 64GB:¥124,800 (税別)

iPhoneXRは、2018年発売のラインアップ上で、唯一10万円をきっていることがわかります。

この価格差を大きく影響しているのが、最初のパートで取り上げた有機ELパネル・カメラレンズです。

その他、iPhoneXRに搭載されていない細かい違いで行くと「3DTouch非搭載」「512GBの用意がない(iPhoneXRは256GBまで)」「ディスプレイの淵が少し太め」などがあげられます。

しかし、実際のところは微々たる差という事で決定的に大きな違いは感じられません。

結論、iPhoneのディスプレイの素材と写真画質にこだわりがなければ、iPhoneXRでも十二分に買いだという事が理解できます。

「iPhoneXRが一番売れるだろう」と予測されている理由がよくわかる検証となりました。

なぜ、iPhoneXRだけ発売日を遅く設定したのか?

最後に、なぜiPhoneXRの発売日が、iPhoneXsやiPhoneXsMaxよりも一カ月ほど遅れているのかについて、有力な説を3点ほど抜き出して考察してみます。

1、マーケティングにおける販売戦略上の理由。

2、サイドパネルに採用されているアルミニウムへの着色がうまくいっていない(色落ちが発生している)。

3、液晶ディスプレイのプログラムに不具合が見つかった。

1番の「販売戦略上の理由」というのは、すでに発売できる状態であっても、あえて発売しないという意味合いです。

ただ、わざわざ発売日を分ける必要性は感じません。もし、分けるのであれば先に廉価版を発売した後に、ハイスペックな機種を発売することが理想的でしょう。

2番の「アルミニウムの着色(色落ち)」が原因という説ですが、こちらも十分あり得る話です。

同じカラフルな端末として発売されていたiPhone5cは、型枠をくり抜いて製造していた為、ガラスとガラスをアルミニウムを繋ぎ役にして「サンドイッチ構造」で構成されているiPhoneXRとは根本的につくりが違います。

従って、繋ぎ役になっているアルミニウムに着色をするのも初めての作業です。色落ちなどの想定していないトラブルが起きても不思議ではありません。

最後に、3番の「液晶パネルのプログラム関連」が原因という説ですが、こちらも十分あり得ると思われます。

有機ELパネルではなく、液晶モデル搭載のフルスクリーンはiPhoneXRが初めてです。

初めての試みとなる「液晶ディスプレイ素材」でのフルスクリーン化なので、想定しないトラブルが発生しているかもしれません。

ただ、多少のトラブルがあったとしてもエンドユーザーの手元に届くころには確実に解消されているでしょう。iPhoneXRにおいては、たくさんの新しい工夫や技術が詰め込まれているという事がわかります。

当初の発売日が変更になる事はなさそうなので、楽しみに待ちたいと思います。実物のクオリティを実際に確かめてから、購入の判断をするのが良さそうです。

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