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世界に38,000店舗以上ある、コーヒーチェーンの王者スターバックスコーヒー。
ふと気になったのですがスタバがない国ってあるのでしょうか?
そこで、スタバ大好きな筆者が、スターバックスがない国を調べてみました。
結果、スタバを見ればいまの世界の縮図がわかる、衝撃な内容でした。
タップできる目次
スターバックスがない国
まずは結論から言うと、スターバックスがない国があります!
具体的には、19か国
北朝鮮 / リビア / ブータン / ベラルーシ / イエメン / シリア / イランボリビア / スリナム / パラグアイアルジェリア / リビア / ボリビア / アンゴラ / イエメン / ミャンマー / ベラルーシ / イスラエル(2003年撤退) / ギリシャ(2011年撤退) / ロシア(2022年撤退)
最初からない国、撤退した国など、国ごとに様々な背景があります。
スタバがないと言われていたけど、あった国
リサーチすると、イタリア・オーストラリアにはスタバがないとする情報がありました。
しかし、ちゃんと調べたところ、この2っか国にスタバはありました。
イタリア: ミラノ、ローマ、ヴェローナ30店舗以上の店舗があります。
オーストラリア:オーストラリア国内に200店舗以上の店舗を出店しています。
次に、なぜ上記の国にはスタバがないのか、理由を分析します。
スタバがない理由
スタバがない理由としては、単一のモノではなく複合的な要因からなります。
その中でも、主要因となるものを分類していきます。
北朝鮮 / リビア / ブータン / ベラルーシ / イエメン / シリア / イラン
ボリビア / スリナム / パラグアイ
アルジェリア / リビア / ボリビア / アンゴラ / イエメン / ミャンマー / ベラルーシ
イスラエル(2003年撤退) / ギリシャ(2011年撤退)
ロシア(2022年撤退)
※2024年5月時点地域別
スタバ店舗数ランキング
- 1位 アメリカ16,346店舗
- 2位 中国 6,804店舗
- 3位 韓国 1,893店舗
- 4位 日本 1733店舗
スタバの店舗数は、本国アメリカを除くと、それ以外はすべてアジア圏です。
中国はアメリカと対立しているがスタバは大好き
中国は、なにかとアメリカと揉めていますよね。
だけど、そんな中国人はスタバが大好き!
というか、アジア圏はスタバが大好き!!
ちなみに、アジアでスタバがないのは、下記の5か国です、
ミャンマー / ネパール / ブータン / モンゴル / 北朝鮮 / イエメン / シリア
政治的な情勢の不安定さや、アメリカと経済国交がないことが理由です。
紛争による情勢不安や、安全上のリスクが高いことから出店できないことが理由です。
ヨーロッパでスタバない国は、下記の6か国。
長い歴史を持つ独自のコーヒー文化が根強く、スタバのカフェスタイルが合わない事が理由です。
アイスランド / アルバニア / ボスニア・ヘルツェゴビナ / バチカン市国 / クロアチア / ロシア / ベラルーシ
アフリカでスタバがないのは、下記の5か国、
コーヒー豆の原産国のため、地元のカフェが大人気!海外のコーヒーチェーン店が入るスキマがありません。
経済や情勢が不安定なことが原因です。
アルジェリア / エチオピア / ケニア / リビア / アンゴラ
中南米でスタバがない国
中南米でスタバがない国は、下記の3か国、
主に、市場規模が小さいことや、安価なコーヒー文化が根強いため、地元のカフェに人気が集まることが理由です。
ボリビア / スリナム / パラグアイ
【国別の理由】スタバがない理由が衝撃!
主な理由は、経済状況が悪いためです。
国民の平均月収が57,000円のアルジェリア国民にとって、スタバは高すぎます。
「正直、アルジェリアにスタバを立てても収益出ないよね?」というスタバのコスト計算も関係しています。
コーヒー豆の原産国として有名なエチオピアは、豊かで根強いコーヒー文化があります。
地元のコーヒーショップが多数存在するため、スターバックスが差別化して競争するのは非常に難しいのが現実。
しかし、スターバックスはエチオピアから高品質なコーヒー豆を調達しています。
スタバは、エチオピア国内の店舗の出店よりも、原料の調達と、地元の農家の支援に重点を置いているようです。
ケニアは、政治的に不安定な状況であり、物流や輸入コストなどの課題がたくさんあることが主な理由です。
国際企業にとって新しいビジネスを展開するには不適切な環境と言えるでしょう。
リビアは2011年の反乱以降、政治的混乱と武力紛争が続いています。
海外企業が進出するための安全性が確保されていないので、出店は出来ずにいます。
経済的な不安定さや、出店や運営に関するインフラが整っていないことがスタバがない主な理由です。
また、アンゴラでは、世界に誇るコーヒーの産地だけあって、地元のコーヒーショップの人気が根強く、ファストコーヒーコーヒーチェーンにとって不向きです。
アジアにスタバがない理由 国別の理由
ミャンマーでは、軍事クーデターなど、経済的な混乱や不安定さがスタバがない主な理由です。
また、情勢の不安定さは、スタバだけではなく他の国際企業がミャンマーへの参入を難しくしている要因になっています。
2021年2月の軍事クーデター以来、ミャンマーは大規模な市民の不安、人権侵害、経済的混乱に直面してきました。
この不安定さは、スタバが、安全かつ効果的な店舗運営するには望ましくありません。
ネパールはアラビカコーヒーやエベレストマウンテンなど、世界でも有数のコーヒー豆原産国です。
そのため、ネパール国内にはすでに「ヒマラヤン・ジャバ・コーヒー」などのスタバにも負けず劣らずの大人気コーヒーチェーン店があるため、新規参入が難しい状況です。
ブータンは、人口が約80万人と少なく、市場規模が限られています。
そのため、スタバのような大規模な国際的コーヒーチェーン店は運営を続けることが難しいようです。
また、ブータンはヒマラヤ山脈の中にある小さい国ということから、外部との接触が少なく、独自の文化を大切にしてる歴史があります。
ブータンの国民は地元のカフェを愛用していて、他国ほどコーヒー文化が発展していないのも主な要因の一つです。
モンゴルは広大な土地と、限られたインフラ設備による問題が、スタバが出店できない主な理由です。
人口も330万人と比較的少なく、経済的に安定してないという点もあります。
また、厳しい冬の気候条件も店舗の運営を難しくしていると言えます。
北朝鮮にはもちろん、スタバはありません。
もし、出店があれば「将軍様フラペチーノ」など、個性的なメニューが期待できそうです。
スタバの本拠地であるアメリカとも国交はありません。
核兵器や人権侵害による問題も国際制裁の対象であり、スタバの運営を支える投資家たちの賛同を得られない事もスタバがない理由です。
まぁ、最初からスタバ的にも「北朝鮮に参入しよう!」という計画はないかと思いますが…
ヨーロッパにスタバがない理由 国別の理由
主に、長い歴史を持つ独自のコーヒー文化が根強く、スタバのカフェスタイルが合わない事が理由です。
国の金融危機や、輸入品に対する高い関税などが、スタバが参入できない理由のひとつです。
また、アイスランドの人々は自分たちのブランドを育てることを好んでいることから、外資系チェーンがの参入が限られているのも事実です。
「ムリリ・ヴジェテール」など、地元の人気コーヒーチェーンがあり、これらが強い存在感を持っています。
地元のコーヒーショップで質の高いコーヒーを楽しむことができるため、わざわざ高いスタバのコーヒーを飲む必要もないようです。
ボスニアヘルツェゴビナでは、三大民族(ボシュニャク人、セルビア人、クロアチア人)の間での政治的対立が続いていて、情勢の不安定があります。
そのため、失業率も高く、スタバのような高価なコーヒーの需要はそれほどないようです。
バチカン市国はイタリアのローマ市内にある世界で最も小さな独立国家であり、国内に住む人口は800人という少なさです。
普通に考えて、800人しか住んでいないところにスタバは必要ないですよね?
国内も、宗教的な施設や行政的な建物で占められているため、スタバのような商業施設が新たに参入する隙がないのが、スタバがない原因と言えます。
クロアチアにスタバがない理由は文化の違いです。
コーヒーが大好きなクロアチア人は、濃いめのコーヒーを片手に友人とカフェでゆっくりおしゃべりするスタイルが定番。
多くの地元カフェでは、高品質なコーヒーが手頃な価格で提供しています。
クロアチアの人々は、スタバのテイクアウト方式のカフェとは全く違うスタイルを楽しんでいます。
スタバはクロアチアでの出店計画を何度か検討しましたが、現時点では計画が進んでいないとのことです。
ロシアのウクライナ侵攻によって、ロシア国内の130の店舗を全て閉鎖し、2022年にロシア市場から完全に撤退しました。
しかし、現地ではスタバ撤退後の店舗に、スタバを真似した店舗が出店、
メニューもよりロシア人好みにして、人気を獲得しているようです。
撤退後も、スタバはロシアの従業員に対して支援を続けており、転職支援などを提供していますが、現時点では再進出の計画はないとされています。
ウクライナにスタバがない理由は、価格帯が合わない事です。
エスプレッソが1杯50円と、かなり安い価格に慣れていて、スタバの価格帯では競争が難しいとされています。
2022年以前からスタバはウクライナでの出店はありませんが、ロシアによるウクライナ侵攻で治安が悪化したことも要因の一つです。
ベラルーシでは、独裁政権によって厳しい投資やビジネス運営の管理をしています。
そのため、外国企業や投資家にとってのリスクが高く、魅力的ではない市場と言えます。
そのような抑圧的な環境では、外国企業が利益を見込める可能性はありません。
中南米にスタバがない 国別の理由
ボリビアの市場は他の南米諸国に比べて小さく、経済的にもまだ発展途上な点がスタバがない理由のひとつです。
スタバは、大都市や経済が発展している地域に出店することが多いため、ボリビアで出店するにはリスクが伴います。
また、地元ならではのカフェを愛する文化があるため、スタバのようなチェーン店が受け入れられるのは難しい点も要因の一つです。
スリナムは南米で一番小さな国で、人口も約60万人と、スタバが出店するには規模が小さすぎるのが理由です。
また、中南米にありますが、インドやインドネシア、中東圏からの移民も多いため、独自の文化が築かれていることも外国企業が参入しづらい点と言えます。
パラグアイにスタバがないのは、平均気温が14℃~40℃と暖かい気温のため、コーヒー文化がそれほど根付いていないことが理由です。
また、人口も678万人と少ないことも、持続可能なビジネスを展開させるという点では難しいと言えるでしょう。
中東にスタバがない 国別の理由
イエメンでは長年にわたる紛争や人道危機によって、スタバの出店を難しくしています。
慢性的な食糧不足やインフラの損傷によってカフェどころではないのが現状です。
2011年から続く内戦によって、深刻な人道危機や経済の悪化があり、ビジネスを展開するのは非常に難しいことがスタバがない理由です。
また、シリアはスタバの本社があるアメリカとの国交がありません。そのことも要因の一つと言えます。
2024年にスタバが初出店する国
モンテネグロ(東南ヨーロッパ)
首都ポドゴリツァに最初の店舗を開設する計画があります。
2023年9月にモンテネグロ政府がスタバの国内初出店を直々に発表しました。
スタバ出店が、国家プロジェクト!!
当初の予定では、2024年3月までに出店との予定ですが、少し遅れているようです。