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メールやメモで”iPhone“という字をだすために、アイフォンと入力して変換をかけても、でてくるのはeyephoneという謎の単語。
iPhoneという単語を出すために、キーボード変換をしてアルファベットでiPhoneと入力しているひとも多いのではないでしょうか。
そして、iPhoneという単語を出すためになぜアイフォンで出てこないのでしょうか。予測でiPhoneと一発でだす方法と共に、なぜ一発でiPhoneとでてこないのかを調査してみました。
タップできる目次
日本のアイホン株式会社との商標の問題
結論から言うと、アイフォンという単語は、日本にあるアイホン株式会社との商標の問題で使えなくなっているようです。
iPhoneのCMなどでも「アイフォンなら」といったワードが出てくるときに、必ず「アイフォーン」と伸ばしていることに気づいていましたでしょうか。
アイフォーンとあえて伸ばすことで大人の事情を解決して差別化をしているようです。iPhoneの箱などにも、必ずiPhoneはアイホン株式会社の登録商標ですという言葉が書かれています。
変換で一発でiPhoneと出すためには
設定→一般→ユーザー辞書→右上の+ボタンから自分のよく使う単語を登録することができます。
読み方 iPhone
といった具体によく使う項目を登録しておくと、もともと変換にない単語を表示させることができます。なお、ユーザー辞書登録は今回のiPhoneという単語以外にも便利に活用できます。
日頃からよく使う単語をユーザー辞書に登録しておくと、ログイン時や各種登録ごとの時にでも、活用することができます。
ところでアイホン株式会社とは?
日本にあるアイホン株式会社とは、どういった会社かも調べてみました。
日本にあるインターフォンの最大手の会社で、アメリカの大統領が利用するホワイトハウスにも、自社インターフォンを納入するほどの信頼と実績のある会社でした。
てっきり、一昔前に流行った商標ビジネスかとも思ったのですが、アイホン株式会社に関しては歴史と伝統のある会社でした。
【登録番号】 第460472号
【登録日】 昭和30年(1955)2月16日
【出願番号】 商願昭29−8949
【出願日】 昭和29年(1954)4月9日
アイホン株式会社とApple(iPhone)との条件は?
日本のアイホン株式会社と、Appleの商品であるiPhoneですが、両者の間での協議は極めて円滑に進んだようです。
iPhoneが発売される当時の報道でも“友好的合意”という見出しが使われています。なお、無条件で全面的な合意ではないようで、金銭的な条件はあるようです。
一部報道では年1億円払うことで商標を使うことで合意しているというものもありましたが、詳細は非公開のため推測の域をでません。
なお、アイホン株式会社の純資産は400億を越えており、売上高も毎年400億前後で堅調に推移しています。仮に、Appleから1億円毎年入ることに鳴っているとしても、経営には特に影響のない極僅かな金額ということになりそうです。
まとめ
アイフォンと入力しても予測変換でiPhoneが出てこないのは、商標の問題があったようです。
友好的に合意しているのであれば、変換でもiPhoneとすぐでてくるようにしても良かったのですが、細かな契約内容が存在するんだと思います。特にアメリカは契約社会。
厳密に契約を守っているのだと思われます。