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Apple Watchでは、JALの搭乗チケットを表示させて搭乗ゲートを通過することができます。
飛行機に搭乗する場合には、手荷物検査場、保安ゲート、搭乗ゲートと何度もバーコードを利用することになります。
バーコードが必要になった際に、Apple Watchで手軽に搭乗手続きが処理ができるなら、とてもスマートです。
iPhoneを出さなくてもいいですし、チケット紛失の心配もありません。
実際に、Apple WatchでJALの搭乗ゲートをくぐり抜けてみた、体験談をお届けしたいと思います。
タップできる目次
Apple Watchで搭乗ゲート通過出来たらカッコいい!がきっかけ
これまで、飛行機に搭乗する際にはiPhoneでバーコードを表示させて、ゲート通過をしてきました。
しかし、先日Apple Watchを使って颯爽とゲートを通過している人がいたので、次の飛行機搭乗時には自分も試してみようと思っていたのです。
下準備に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
【JAL搭乗】iPhone/Apple Watchでタッチアンドゴーで飛行機に乗る為の準備とは│チケットをWalletアプリに登録してチェックインする方法
そして、いよいよ当日になり準備万端で空港に到着し、Apple Watchに表示させたバーコードを読みこませてみたのです。
Apple Watchでの読み込み精度は非常に悪かった
まずは結論からお伝えしますと、残念ながらApple Watchでの搭乗はおすすめしません。
その理由は、搭乗ゲートでのバーコードの読み込み精度が非常に悪いという点です。
Apple Watchでのタッチアンドゴーを行きで3回、帰りで3回の合計6回トライしてみましたが、スムーズに成功したのは、たった2回のみです。
成功率は33%です。
失敗時には、結局iPhoneを取り出してウォレットでチケットを表示させることになりました。
また、帰りの飛行機の搭乗ゲートではなんどやっても失敗して、係りの人に「ちょっとこちらでお待ち下さい」と言われる始末。
すべての人がゲートを通過した後に、ひとりだけ居残りでバーコードを読みこんでもらったのでした。
スマートに搭乗ゲートをパスするつもりが、居残り組になってしまうという真逆の結果となったのです。
後ろのお客さんの冷たい視線問題
Apple Watchに表示させた、バーコードがゲートで認識されない間は、後ろに改札待ちのお客さんが溜まっていくことになります。
やはり、飛行機の搭乗ゲートのピリピリ感は独特なものがあります。
そんな中、無言のプレッシャーと冷たい視線を浴びながら、必死にApple Watchをあててもうまくいかないのは、割とメンタルがやられます。
だって、紙のチケットならスムーズに通れるのに、Apple Watchで通ろうとしたばかりに、勝手にひっかかっているんです。
今後、同じ失敗を繰り返さないように、失敗の理由を考えてみました。
タッチアンドゴー失敗の原因を考察してみました
さて、Apple Watchの読み込み精度が、なぜそんなにも悪かったのか、考察していきたいと思います。
1、腕を下した際に、Apple Watchが消灯してしまう。
Apple Watchの特性として、腕を下した際に画面が消灯するという機能がついています。
今回のスムーズにいかなかったひとつめの原因は、搭乗口でバーコードを表示させて読みこませようとした際に、Apple Watchの画面が消灯していた可能性が考えられます。
なお、Apple Watchシリーズ5からは常時点灯機能が、備わっていますが、常時点灯機能が備わっていないApple Watchの場合は、腕を下すと自動消灯します。
Apple Watchをつけて腕を下した時に、どのような挙動になっているかは目視ができないので、正直わかりませんが、画面が消灯していた可能性もあると思います。
2、左手のApple Watch、右側の低い位置のゲートには、あてづらい。
今回のJAL搭乗ゲートをApple Watchで通過しようとした際に、一番困ったのが搭乗ゲートが右側にあるという点です。
一般的に時計は左手につける人が多数派だと思いますので、Apple Watchをつけている腕とは反対側にゲートがあることになります。
左手につけたApple Watchで表示させたバーコードを、右側の低い位置にあるリーダーに読みこませる作業は割と大変です。
しかも、リーダーの読み取り精度はあまり高くありませんし、正しい位置にぴたっとハマらないと、認証をしてもらえません。
認証がスムーズにいかないと、ゲートの前で中腰になって焦りながら作業しなければなりません。
しかも、Apple Watchを腕からはずすと、セキュリティが働いて、画面がロックされ尚更うまくいかなくなってしまいます。
おサイフケータイのように、近距離に近づけただけで認証が完了する、非接触認証であればスマートだとは思います。
しかし、Apple Watchは画面に表示させたバーコードを読みこませるという、ある意味ではアナログ的な手法でゲートを通過する事になるので、テクニックが必要だと感じました。
3、左手のQRコードを、右のゲートに当てると向きが逆さになってしまう
なぜ、Apple Watchではスムーズにゲートを通過できなかったのか、考察をしてみた結果、QRコードの向きの問題も少なからずあると思います。
今回、100%スムーズに通過してきたiPhoneで表示させたQRコードと、成功率33%の左手につけたApple Watchで表示させたQRコードの向きを比較してみました。
結果、左手につけたApple Watchでは、搭乗ゲートに読みこませる際に、バーコードが逆さまになっている事に気が付きました。
iPhoneに表示させたバーコードの向きと同じにするには、右手にApple Watchをつけて、親指が下にくるように奥側に手首をひねれば、iPhoneと同じ向きになります。
一応、どちらの向きでも読みこむことは可能ではあるのでしょうが、やはり正しい向きで読みこませた方が認証率が高まるのは間違いないと思います
Apple Watchでのゲート通過はテクニックが必要。
ちなみに、これまでiPhoneでのタッチアンドゴーで戸惑ったことはありません。どのゲートも非常にスムーズに通過することができました。
今後は、Apple Watchではなく今まで通りiPhoneで通過していこうと思います。
ただし、一発で通過できた時スマートさは半端ない。
さて、ここまでApple Watchはおすすめしないというテイストで記事をまとめてきました。
ただ、お気づきの方もいるとは思いますが、2回はスムーズに成功しているのです。
その時の、スマートさぜひ一度体感してみてほしいです。
他の人が、紙のチケットや、スマホで通過している中、俺は腕時計で通過したんだ!という変な優越感も感じることはできます。
ただ、4回は後ろのお客さんを詰まらせながら、舌打ちされながら、もがいて通過しました。まさに、Apple Watchを利用したゲート通過は、うまくいけばスマートだが、失敗すれば周囲に迷惑がかかる、諸刃の剣だと思います。
まとめ
Apple WatchでのJAL搭乗は時期尚早だと思います。
今回は合計で6回トライしてみましたが、一番最初に失敗した時から読み込み精度が悪いことは認識していました。
ただ、実験の意味合いもあったので、すべての搭乗機会で懲りずにApple Watchをだしましたが、実験してみようと気概がなければ、2回目からはすべてiPhoneを活用していたと思います。
今後も、飛行機搭乗の際にはiPhoneでバーコードを表示させるのが確実ですし、周囲に迷惑もかからないと思いました。
結論、iPhoneで飛行機搭乗がおすすめです。
◆常時点灯機能つきのSeries5ならスムーズに通れると思います。
QRコードを表示中のApple Watchは常時点灯で腕を下ろしても消えません