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先日、70歳のドコモユーザーの父親より携帯料金が高い気がすると相談されました。
いつも自動引き落としになっていて、明細も届かないので父親自身も特に携帯料金を気にしたことはないようですが、最近引落額が多いようなのです。そこでなぜ高いのかを調べてみました。
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父親は月に5分も通話しないのに、カケホーダイプランな件
まず、docomo通話プラン自体があっていない。
ドコモの基本プランは、カケホーダイ(月額2700円)、5分のカケホーダイ(月額1700円)、通常プラン(月額980円)という三択です。カケホーダイプランは、長電話をたくさんする人用のプランです。
ちなみに、docomoのコールセンターに電話して、過去の父親の通話分数を確認したところ、月のトータルで平均して5分〜7分程度です。一般的な通話料30秒21円で換算すると、300円前後くらいです。
しかし、父親がdocomoショップで手続きのしてあるプランは無制限で通話ができる2700円のカケホーダイプランでした。
過去1年間の平均値を考えると、どう考えてもカケホーダイでなくてもいいと思えますが、おそらく良く分かっていないまま「ハイハイ」と返事をした結果、カケホーダイプランになったのでしょう。結果的に、ショップのいいなりです。
百歩譲って、定額をつけるにしても5分間の話し放題のカケホーダイライトプランで十分だと思います。そもそも、全然通話しない人にカケホーダイつけるってどうなのでしょう。カウンセリング適当すぎせんか。
知らないdocomoオプションに毎月3,000円も支払っていた。
メールもちゃんとできないのにDAZNが使えるのか
そして、メールすらおぼつかない父親についていたオプションがスポーツ観戦ができるアプリ「DAZN for Docomo 月額980円」です。
ダゾーンといえば、堤真一さんがCMをしているJリーグなどを見られるアプリです。
スポーツ観戦が好きな人にはいいアプリだと思いますが、アプリという言葉の意味すらわかっていない高齢の父親にDAZNをつけて、ログインしてコンテンツを楽しんでもらえるとでも思ったのでしょうか。
当然、父親になんでDAZNにお金を払っているか聞いてみると「そんなのあったのか?忘れた、わからない!」と言っていました。説明が理解できないので「はい、じゃあそれでいいです。」といっている風景が目に浮かびます。
「そもそもスポーツがスマホでみれるのか??」という、逆質問までされる始末。
「やり方がわからないからいらないよ」と言われたので、DAZNオプションはマイページから即解約しました。私がなにも気づかなければ、永久に使いもしないDAZNにお金を払い続けていたでしょう。
ネクシーズも契約されていた
請求書には、ドコモ払いという謎の文言が記されていました。
当初、なにかモノを携帯料金合算払いで購入したのかと父親に聞きましたが、何も買っていない(買い方がわからない)という事だったので、
ドコモ合算払い、詳しく確認するとネクシーというサイトへの月額登録料だったようです。私も初耳なのですが、コンサートのチケットをとれたり、クーポンが使えるっていうことみたいです。その他にもdヘルスケア、dフォトなどよくわからないオプションサービスもついていました。
そもそも、70歳の高齢者がコンサートやクーポンを使える訳がないし、絶対使わないであろうオプションをよくぞつけたものです。高齢者はショップとってなんなのでしょうか。
ドコモOB夏野さんの母親も同じ目にあっている模様。
最近スマホの名義替えしたので請求書を紙で届くようにしたら、こんなの発見。76歳の母になんてひどい押し売りしてるんだろう。いくら本人同意とはいえ総務省はこういうのをやめさせるべきじゃないのか。もちろん母は契約時のショップ店員トークを覚えてない。OBとして情けない。 pic.twitter.com/EWrc7yanuQ
— 夏野 剛 Takeshi Natsuno (@tnatsu) 2019年2月21日
先日、docomoのOBである夏野さんのこういったツイートを見つけました。
携帯ショップによくある話で、「最初だけ」という言葉でつけたものの、オプションを解除する方法がわからずに、結局はずし忘れてしまってつけっぱなしになった結果、だらだらと引き落とされるという結果なのだと思います。
自動引き落としに加えて、請求書もきませんので、確かに気づくことは難しいかもしれません。
高齢者のNTT docomoへの信頼は揺るぎないからこそしっかりしてほしい。
高齢者のNTT docomoへの信頼は揺るぎないからこそしっかりしてほしい。
父親は友達がみんなスマホだから、自分だけガラケーはさすがに恥ずかしいという事で、カタチだけスマートフォンを持っています。
父親の場合、実際に使うのは電話とメールチェック(送信はでできない)くらいで、若者のように好きなアプリをダウンロードしたり、使いこなすという高度なテクニックはもちあわせていません。
当然、有料の動画アプリ(DAZN)や、写真保管できるアプリが有料でついていたとしても、使える訳がありません。IDとは食べれるのか?パスワードという意味は??というレベルです。
当然、契約もショップの店員さんの言いいなりです。せめて、全く使えそうもない不必要なオプションなどはつけるべきではないと思います。
請求したら父親にドコモの請求書が届いた。
ほとんど使えていないのに15,243円の請求額
請求書の原本は父親がもっているので、請求書をコピーして預かってきました。
ちなみに、端末代は15,243円の中には含まれていません(ポイントなどを使って一括払いにしたそうです)。
また、一括払いしたことによる値引きが2,376円入っていますので、使用料は実質17,619円だということになります。なにも使えていないのに2万に迫る料金ってすごくないですか。
まとめ
知らないうちに大切なお金がスマホ代に消えていきます
今回の記事も、当然契約書などにサインをした父親に責任はあるわけなので、特に何か苦情を出したりすることはありませんが、もうちょっといろいろ考えてくれてもいいのかなと思う部分はあります。
お盆やお正月など、実家に帰省したときなどに、形態のプランなどがどうなっているのか見てあげるのもいいと思います。
きっと、似たようなケースが沢山あるとおもいますので、高齢の人の契約には、できるだけプランなどを理解している家族が付き添うことをおすすめします。