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【落下実験】iPhone8(アルミ)は割れたが、iPhoneX(ステンレス)は割れなかった。
Source:Youtube(EverythingApplePro)
実際の落下させるシーンは1:52~。
iPhoneXRのサイド面に採用されているアルミニウムは、iPhone8と同じ素材です。
そこで、ご覧頂きたいのがサイド面がステンレススチールで構成されたiPhoneXと、サイド面がアルミニウムで構成されたiPhone8の落下実験です。
動画を再生すると分かりやすいですが、iPhoneXもiPhone8も、腰や頭の高さから何度も落下をさせます。
その結果、サイドパネルがアルミニウムのiPhone8はすぐに割れてしまいましたが、ステンレスのiPhoneXに関しては、何度落としても致命的なヒビは入りませんでした。
ステンレス製サイドパネルの方が、より割れにくく、強度が高いという事がこの実験からも理解することができます。世間的には、ホームボタンがある機種のほうが強度が強いと思われている風潮もありますが、この実験に置いて、全画面ディスプレイ(フルスクリーン)のiPhoneXのほうが強度が強いということがわかります。
「スマートフォン史上、最も強靭なガラス」はiPhoneXRはフロント面のみ。
本体のガラス強度についてのiPhoneXSとiPhoneXRの違いがよくわかる箇所があります。
以下に、Apple公式ホームページ(https://www.apple.com/jp/iphone/)に掲載されている二枚の宣伝文章を引用します。
最初がiPhoneXSのもの、二枚目がiPhoneXRのものです。
iPhoneXSの文章 Source:Apple
iPhoneXRの文章 Source:Apple
だいたい同じ内容にも見えますが、小さな違いがあることに気づきます。
(iPhoneXsのAppleのプロモーション)
「スマートフォン史上最も強靭なガラス」
(iPhoneXRのAppleのプロモーション)
「スマートフォン史上最も強靭なフロントガラス」
iPhoneXRのみ、最も強靭な“フロント”ガラスという文言が指定されています。つまり、リヤ側(背面)は最も強靭なガラスではないと読み解くことが出来ます。
iPhoneXsに関しては、「スマートフォン史上最も強靭なガラス」という文言となっており、“フロントガラス”という限定はされていません。
つまり、iPhoneXsのほうが、フロントガラス、リヤガラス、両面ともに最も強靭なガラスが搭載されていると理解することができます。
コスト削減をして、低価格化が図られているiPhoneXRでは、リヤのガラス強度もiPhoneXSと比較すると、脆いという事が言えそうです。
なお、余談ですが、背面にもわざわざ割れる危険性のあるガラスを採用している理由は、非接触充電(置くだけの充電)の充電効率を高める為です。
本来は、強靭なガラスよりも、「絶対に割れない素材」を使用するのがベストなのだと思います。
防水性能はiPhoneXRがIP67、iPhoneXsはIP68。
Source:Apple
iPhoneXRが、IP67等級の防水なのに対して、iPhohenXsはIP68等級の防水性能とワンランク上の防水性能となっています。
iPhoneXRのIP67等級は、「水深1メートルで30分操作できる」というほどの高いレベルですが、iPhoneXsのIP68等級は「水深2メートルで30分操作できる」という高い気密性があります。
この防水性能にも、ボディの強度や気密性が大きくかかわっている部分なので、公式な見解はありませんがステンレスとアルミのつなぎ目の違いが少なからず関わっていることが考えられます。
また、レベリングは完全防水となっていますが、万が一水滴が本体の中にはいった故障に対しては、メーカー保証がききませんので、取り扱いには十分に注意しましょう。
まとめ
・iPhoneXsは、全面・背面ともに史上最も強い強度のガラスを採用。サイドパネルには医療現場と同レベルのステンレススチールが採用されている。男性の頭の高さからコンクリートに3回落としても割れない。IP68等級の完全防水。光沢があり深みのあるカラーバリエーション。
・iPhoneXRは、全面のみ史上最も強いガラスが採用されている、サイドパネルには航空産業と同じレベルのアルミが採用されている。同じ素材のiPhone8はiPhoneXよりも強度が弱かった。IP67等級の防水。マッドな質感でポップなカラーバリエーション。
以上のことから、質感・強度・防水性能ともに、iPhoneXsのほうが優れているという事がわかります。
また、本体を覆いつくすようなケースを装着して使うユーザーにとっては、大きな関心事にはならないかもしれませんが、”iPhone自体の色”や”質感”を楽しみながら使いたいというユーザーにとっては、万が一の時の、割れにくさや、本体素材なども気にしておく必要性はありそうです。