新型iPhoneSE(第2世代)は5G非対応!対応まで待つべき?【5Ghz、Wi-Fi6には対応!】

新型iPhoneSEは、5Gには対応していません。

5Gとは、Generationの頭文字で「5世代目の通信規格」という意味を持っています。高速・大容量・低遅延で通信ができるというのが特徴です。

具体的には、通信映像の高画質化、よりリアリティのあるバーチャル映像、ライブやスポーツなどの多角度配信などがコンテンツとして検討されています。

なぜ、新型のiPhoneSE (第2世代)は5Gに非対応なのか

なぜ、新型のiPhoneSE (第2世代)は5Gに非対応なのか

今回発売されるiPhoneSEが5G非対応な理由として考えられるのは、新型iPhoneSEが価格を優先した廉価版モデルであるという点です。

5Gに対応させるためには、5Gを受信するための最新のプロセッサーを搭載する必要がありますので、その分製造コストが高くなってしまいます。

低価格で発売させるというポリシーに反する装備となってしまうことから、見送られたという考え方が自然です。

5Gのインフラ・コンテンツともに未成熟・使えるエリアも限定的

ドコモ5G公式サイトより引用
画像引用:ドコモ5G公式サイト

5G非対応の理由の2点目は、5Gを使う為のインフラ(環境)が整っていない場所が大半だという点です。

日本でも見切り発車的に、ドコモやソフトバンクから5G対応機種がリリースされていますが、5Gを使えるエリアは都心部や大型スタジアム、主要な駅など限定的な場所に限られます。

さらに、5G専用のコンテンツも決して充実しているとは言えません。

実際は、対応地域以外で利用するユーザーが大多数のため、仮に新しいiPhoneSEが5Gに対応していたとしても、購入ユーザーの殆どが5G恩恵を受ける事はできません。

Appleはそうした現状を鑑みて、新型iPhoneSEでの5G対応を急がなかったというのが自然な見方です。

5Gモデムの実用性を考えての判断

実際に使えない5Gモデムを積んで、本体価格を高くするよりも、使えないものは最初から搭載せず、製造コストをさげるという合理的な意思決定がされたことがわかります。

また、新型のiPhoneSE(第2世代)は、Appleから発売された機種の中では、最新機種となりますが、発売日が新しいというだけでラインアップ上ではエントリーモデルとなります。

世間の関心の高い5G対応のiPhoneという金看板を、エントリーモデルでリリースすることはなさそうです。

新型iPhoneSE(第2世代)は5Ghzには対応済み!

iPhoneSEは、5Gには非対応ですが、Wi-Fiの5Gには対応しています。

通信規格の5GはGenerationの頭文字でしたが、Wi-Fiの5Gとは、Wi-Fiで使用する周波数帯5Ghz(ギガヘルツ)の周波数帯の頭文字となっています。

テレビ番組などでも、Wi-Fiの5G(ギガヘルツ)を、5G(ジェネレーション)と間違えて解説していた番組がありましたが、似て異なるものなので、くれぐれも注意しましょう。

5Ghzの周波数帯を示すWi-Fi電波の末尾は「-a」となります。

現在の市販されているWi-Fiルーターは、5Ghzだけではなく2.4Ghzの電波がデュアルで飛ぶようになっています。

5Ghzの電波は、干渉されやすいという特徴がありますが、近い距離であれば2.4Ghzと比較して高速なWi-Fi通信が可能となります。

長距離で緩い速度が得意なのが2.4Ghz、近距離で早い速度が得意なのが5Ghzとなっていますので、状況によって使い分けるようにしましょう。

Wi-Fiの設定画面を開くと、同じ電波の名称(SSID)で「●●●●-a」「●●●●-g」と二種類飛んでいますので、時間があるときに確認しておきましょう。

新型iPhoneSE(第2世代)は、新規格WiFi6に対応!

新型iPhoneSE(第2世代)は、新規格WiFi6に対応!

iPhoneSEの隠れた最大のトピックスは、Wi-Fi6に対応したという点です。

Wi-Fi6の意味は、6世代目のWi-Fi規格という事で名付けられています。

なお、WiFi6のフルネームはIEEE802.11axとなりますが、覚えづらいのでWiFi6とだけ覚えておきましょう。

WiFi6の末尾は「●●●●-ax」

新型のiPhoneSE (第2世代)は5Gに非対応

WiFi6もカンタンにいうと、速度の速いWi-Fiですが、最大で10倍を超える通信スピードを実現します。

先ほど2.4Ghz、5Ghzと二つの電波が飛んでいて、特徴に合わせて選択しましょうと記載しましたが、WiFi6の場合は片方の電波だけではなく、両方の電波を同時に接続することができるようになっています。

WiFi6の場合は、自宅内・オフィス・公共の場所などでたくさんの人が接続しても、速度が低下しづらいという特徴がありこれまでは実現できなかった様々な技術が実現できるようになりそうです。

WiFi6(高速・大容量・低遅延)

通信規格の5Gの特徴としては(高速・大容量・低遅延)があげられますが、WiFi6の特徴も(高速・大容量・低遅延)となります。

外出時には携帯電話の5G、WiFiの使えるエリアではWiFi6、この二つの新しい技術を掛け合わせることで、新しい未来が実現しそうです。

例えば、一瞬の情報処理ミスも許されない自動運転も、5GとWiFi6の力を使えば、より精度が高まり、実用化に近づけそうです。

新型のiPhoneSEは、ひとまずWiFi設備だけは未来に進んだという事になりました。

5G対応モデルのiPhoneはいつから発売?対応まで購入は待つべきか?

Appleが最先端の5G対応端末を初めて発売するのは、フラッグシップモデルとなる高価格・高性能のiPhone12シリーズになりそうです。

2020年秋には5G対応のiPhoneを入手できるかもしれません。

ちなみに、新型のiPhoneSEは5Gには対応していませんが、仮に対応していたとしても使用できるエリアは限定的です。

また、5Gでなければ使えないコンテンツも特にありませんので、iPhoneSEは購入しても問題ないでしょう。

まとめ

新型iPhoneSEは、5Gには非対応、WiFi6などの5GhzのWiFi電波には対応済みです。

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